ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

ひぐらしのなく頃に 解

2009.05.14 by てるりん♪

higurasikai

2.ひぐらしのなく頃に 解
監督・脚本:竜騎士07
戦犯:竜騎士07
主犯:八咫桜
共犯:BT
副犯:dai
総参謀長:BT

 

 

<ストーリー>
昭和58年初夏。
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、
昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。

 

<感想>※基本ネタばれありです>
※ひぐらしのなく頃にの解答編です。今まで謎だった部分の答え合わせ、そして彼らが辿りつく未来に光はあるのか?

■テーマ度数

pikaguro
グロ
pikautu
pikaodoroki
pikanaki
pikaikari
pikamoe

4 4 3 4 4 4 4

グロ…相変わらず残酷な描写が多い…。皆殺し編(ラスト)と目明し編(後半)がグロさ満開。
鬱…梨花の境遇を思えば鬱になる要素大。その分、祭囃し編はカタルシス満開。
驚…ネタバレに多少なりともなるほどなーと。しかし、羽入の介入で全てが…。
泣…罪滅ぼし編・皆殺し編・祭囃し編は泣ける要素全開。何気に黒幕の過去が地味に効く。
燃…皆殺し編、罪滅ぼし編のラストの展開は熱い。主人公の圭一が熱血属性な為。
萌…羽入と梨花に萌え…。~☆
狂…目明し編はやっぱ展開的に狂気すぎる。詩音のいかれぶりに要注目…w

 

シナリオ(42点)


予想以上に良かった。本当に面白かったと一言。

1.伏線回収が実に巧い
伏線の回収の仕方が非常に巧い。隠された伏線が後半以降のネタばらしで上手く消化されている。
目明し編での梨花の『死』。大災害の意味。細かい伏線から、大まかな謎まで全てを巧く紐解いていった。

2.路線の方向転換

『罪滅し』編以降から、方向がガラリと変わる。問題編の謎を明確化させていき、それで尚更に風呂敷を広げながらひぐらしのなく頃にの全体の世界観を徐々に表していく。少年漫画のような王道的な展開に広がっていくののは、あくまでもエンタメを念頭に置いたもので、王道でありながらもついつい物語に見入ってしまう面白さがある。

3.やがて進んで行った先にはSFが!?
賛否両論とも言える人物でもあるのが、羽入。意図的なものとはいえ、推理劇からSFへと変わっていく様は読者はどう捉えたのだろうか?
謎解きから、いかに運命に立ち向かうか、作者が巧みに用意した一つの大きな問いかけでもある。推理劇から、いかに悲劇・惨劇を回避するかと言う論点がいつの間にか主旨がずらされていく巧妙さは見事かなと。

今までの解決方法があくまでも、人間達で手を取り合い、真っ向勝負で運命に抗い覆していただけに羽入の介入はある意味、今まで通してきた事を否定する意味を持つ存在ではないだろうか…。彼女の介入によりどのように展開が進むか楽しみでもあり、不安でもあった。

4.結局はごり押しな展開!?

ラストである祭囃し編。皆殺し編で黒幕が見え、巨大とも言える闇の組織に対して、絶対的な壁が立ちはだかる、ある意味、どうやっても覆せそうにない運命にどのように立ち向かうのかが最大の論点であったが…、結局は羽入を含めた、ごり押し的な展開で物語を解決するとは…。

全てが上手くいく…と言ってもご都合主義的な展開なのは、ある意味仕方ないのかなぁと思う反面、完全にシナリオが方向転換していた為に気にせず楽しめた。あまりにも上手く行き過ぎである。

ここは、今まで運命に飲み込まれていた羽入と梨花の大団円を味わう為のメニューに過ぎないと言う意味で、行く末を堪能しましょ。

その割には、黒幕の背景や過去を描いたりと情に移していく点は、、、オヤシロ様の祟りが起こる起因となる背景を描く事でより一層物語を占めていき、ある意味、この祭囃し編は極上なカタルシスが味わえる、ただその一点に絞っていった点は良かったかも。例えご都合主義と言えど、これだけ派手にやってくれれば万々歳である。

5.本当の面白さは…?孤独と集団心理が生んだ悲劇
ひぐらしのなく頃にの面白さは閉鎖された社会で起きる悲劇を描いた点だ。よく映画の題材にもなるスティーブン・キングのような人が追い詰められる事で人間本来が持つ本性を暴きだし、悲劇を齎す、この構図が巧みである。

ひぐらしの本来の目的である運命に勝つ事。これが主人公とも言える梨花と羽入の最大の目的であった。それと同時に特有の力を持つ梨花は常に孤独でもある点。人は一人だと何もできない。圭一やレナなど仲間と手を取る事で1から2へ2から3へと仲間と手を取る事で運命に抗ってきている。集団心理の良さでもあり、逆に園崎家のように集団心理から生み出す悲劇も同時に描いており、本質的な部分をえぐりだしている。

北条家の一例がいわば集団心理からはじき出されたはぐれ者であり、ある人は同じように思っていても口に出せない、流れに乗せられてしまう、集団心理の恐怖を描いている。圭一や梨花達と対比させながら、問題編では悲劇を、解答編では悲劇を回避する集団の強さを描く事でシナリオを巧妙に描いている。

ひぐらしの本当の面白さって悲劇的な結末を迎える、人の本質を描いた心理描写にあるだろう。

 

キャラクター(13点)


■ヒロイン
基本変わりません。ただ、問題編より、全員圭一の影響を受けてか、かなり熱い性格になっています。
彼女達の境遇故の悲しみなどの感情がシナリオに上手く絡んでいます。

彼女達の絆の深さで見事に大団円を迎えます。

■主人公
圭一の行動力の高さはかなりのカタルシスを呼ぶ結末を提供してくれますww
あの萌え造詣からは想像できない熱さがまたギャップがあって良かった。

羽入と梨花の癒し度は相変わらず良い感じです…。
ベストヒロイン:古手梨花

システム(15点)


■インターフェース
まぁ元が同人ゲームなので、仕方ないと言えば仕方ない。テキストの見やすさやスキップ機能も搭載されているので、ただ文章を見ている分に関してはまぁいい かなーって感じです。普通のサウンドノベルとは違い、選択肢が全く無い点も特徴的。サウンドノベルと言うよりは、ただの画像+音楽つきの小説って感じで す。

■おまけ
TIPS。雛見沢村の状況や病気の事など一部のノートっぽい感じで見れます。
他に音楽鑑賞、スタッフルームや作成秘話など、ひぐらしの原点などが色々と観れます♪
CG鑑賞は無し。
カケラ紡ぎは実に面白いシステム。事細かい説明を入れ、最終章の『祭囃し編』と突入させる手法は見事です。

CGBGM(11点)


■CG
まぁ仕方ない笑。古手梨花の可愛さと羽入は唯一の癒しか(笑)。
レナなど絵の美味さはもう一つだけど、可愛らしさは出てるからいいかなーって感じです。
ただ狂気へと変貌する演出が目の色が変わるだけなどと、もう一つ恐怖感が伝わらなかったのは残念です。

■BGM
全72曲。うちED曲のみ歌唱付き。
全体的にBGMの多さから出来は良い感じ。思ったよりクオリティと言うよりは、作品にあった音楽が多く、場面場面での使い分けが上手く効果的に表れてい る。
私的にはyouの物悲しい感じがすごい好きです。

 

 

その他(5点)


カケラ紡ぎのシステムの良さ、罪滅ぼし編以降の展開の速さと切り替わりが実に面白く、夢中になった…。
カタルシスが味わえると言う点も評価。暗躍した最後の犯人の過去の背景もしっかりと描いた、シナリオ構成の密度の高さは見事です。

 

総評(86点 Aランク)


かなり面白いです。当然、問題編あっての解答編なので、合わせてみる事を進めます。
取りあえず達成感が味わえるサウンドノベルなので、やり応えと言うよりか読み応えはかなりあります。
問題編4つ、解答編4つと(+カケラ紡ぎ)とボリュームの大きさはかなりあるので…。お勧めの逸品です。因みにエロとかは全く無いので。

ミステリアスな展開、燃える展開といい、同人ゲームでは超有名作品なので、未プレイの方は是非原作をすべき。かなり面白い。

 

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カテゴリ:Video Game

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