ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

すきま桜とうその都会

2016.08.21 by てるりん♪

すきま桜とうその都会(まち)【復刻版 FFP仕様】 AFRB-00393. すきま桜とうその都会
キャラクターデザイン・原画 refeia
シナリオ 七烏未奏 渡辺僚一

 
 
 
 
 
 
 

< ストーリー>
今はもう冬だというのに—-無機質な都心の谷間から、それは伸びていて—–
オフィスビルの谷間から、桜の枝が伸びていた。
完成したばかりのスカイツリーを見上げられるオフィスビルの合間の路地。
そんなすきま桜の向こう側に、その都会はあった。

『うそつき』しか入ることが出来ない、『桜乃』と呼ばれる都会。
—- 略 —-

それは、優しいうその、物語。

(by 公式から引用)

※基本ネタバレあり。

シナリオ(37点)
テーマ

“うそ”を取り戻す物語。
全編を通して、優しい”うそ”が織りなす、心温まるハートフルなストーリー。

感想

世界観の作り込みすごい。
巨大な桜が都会を覆う、幻想的な雰囲気が世界を包み込み、短命で儚い散り際を語るよう、淡く悲しい、それでも”うそ”を糧に一歩前へと進む、そんなお話し。

・花珠
シンプルでオーソドックスな話なんですが、これも1つの優しい”うそ”が織りなす良きお話だった。
幽霊、桜の都市伝説といった”うそ”を交え、シナリオに対し重みやミステリアス感を出すが、記憶喪失を取り戻すまでが長かった。
やたらと遠回りをする展開ではあったが、道中はそれなりに雰囲気を楽しめた。記憶の違いも”うそ”として取り入れた展開にテーマ通りの優しいお話だった。

・ちょこ
“特別”(うそ)に固執したヒロイン。
平凡が故に憧れる、”特別”、自分にしかない個性に渇望する。
いわゆる、厨二病の延長というべきヒロインで、本人は割となんでも娯楽には手を出す割には、話の中心がオタク趣味に偏る点が謎でもある。”恋をすること”が結論という非常に普遍的なシナリオに対し、回りに回り道を重ねた結論がこれでは…。無いものをねだるだけでなく、探求することは確かに大事ではあるが、捻ったオチもなく、無駄なやり取りを見せられた感が強く、残念なシナリオだった。

まぁ個人的にちょこに対して、ヒロインの魅力を感じてなかっただけに拍車がかかった感は否めない。
他のシナリオが語るように、自己解決できるレベルの範疇だけに、何でヒロインなんだろう、と、寧ろ正宗同様にサブで光りそうなキャラクター受け。

・咲良
さすが妹ゲーだけあって、丁寧に折り畳まれたシナリオだった。
最も身近な存在、互いに支えあえって生きてきただけあって、咲良と主人公の互いに思う心が”うそ”を通した優しい物語だった。
嘘も方便というように、”うそ”を、神様さえも”本物”に変えることが出来た主人公の行動がテーマとはまったシナリオだった。

恋仲になってからも、常に妹を大事に思う心はまさにシスコンの鑑だった…。
ドSな咲良がインパクト大だった…、公開自慰~お風呂コンボとか攻めっぷりがすごかったw

・鈴
主人公の救済ともいえるシナリオかもしれないし、ただの蛇足としても捉えることが出来るシナリオかも。

こう一気に咲良シナリオが苦労も一塩にすっ飛ばされて解決できることを見ると、
なんだかなぁ、と思うところはあるが、結局、鈴という存在を消化するには、あのSF展開が必要だったのか…。時間的に綺麗さっぱり終わって寝ようかなと思っただけに、まさの展開に色々と驚きである。更に鈴とボクの話が冗長だし、ターミネーター的な世界の中、緊張感の無さにゲンナリっすよー。

この中弛みを、咲良と主人公の母親に焦点を当てればよかったのに、そこから最後の展開を迎えることで、1つの救済シナリオとして成り立ったのでは、と、なんだか心残りが終わる結末であった。

これは”取り戻す”物語。誰もが大人になる過程、大人になってからも失う大事なものを、丁寧に優しい”うそ”から、それぞれに失ったものを取り戻していく、そんな誰もが優しくなれるような世界。
桜乃は”うそ”の都会で、幻想的で、その存在も1つの優しい”うそ”であり続けたまま終わって良かったんだが。

キャラクター(13点)
ヒロイン

・春日井咲良
ドSな主人公の妹様。
つっけんどんな感じだが、主人公と同様家庭環境の影響。
さくら荘のメンバーの優しさに触れ、徐々に心が和らいでくる。
しっかりもので、出来る妹。

・橘花珠
天然おバカさん担当で、記憶喪失。
唯一の巨乳枠w健康オタクで、料理の腕はあるが、天然な為、
とんでもない飯テロを起こすことがある。
天然というよりか常識知らずなお嬢様的なイメージ。

・天羽ちよこ
ムードメーカーかつ作品のボケ担当。
8割以上が寒いギャグが多いので、一時挫折して積みゲーとかした元凶。
全体的にノリが軽く、好きなことに対しては努力を惜しまないが、飽き性。
個人的に苦手なヒロイン部類。

・鈴
和服姿の謎の美少女。
ジャンクフードを好む、桜乃の妖精さん。
言葉少なで、基本大人しい。

・サブ
出番は多いがサブキャラ。
霞が色々と勿体ないというか、あれは反則。
音々ちゃんもキャラと性格がぶれすぎだろ!?あれも反則。

主人公

何というか…典型的なエロゲー主人公であり、魅力が見当たらないのにハーレム形成という補正がかかった主人公。
重度なシスコンかつ、生活環境から全般的に大人に対して嫌悪感を抱いている。
のめり込むと周りが見えなくなるほど。上から目線で印象はやや悪い。ボケと突っ込み担当、ただ印象がやはり薄い。

システム(11点)
総プレイ時間

20時間ほど。

インターフェース

Load後の過去ログが見れない点がマイナス。

旧システムなのか、ただでさえwindowsサイズが小さいのに、メニューが見にくい。
skipとjumpは近くにおいてほしい、など細かい点で諸々。
タイトルメニューのフォントも見にくいっす…。

CG&BGM(15点)
キャラ絵 / 背景画

原画はrefeiaさん。
目が特徴的。全体的に丸い可愛らしいキャラ絵。
インパクトは弱いけど、作品にあった淡い印象的なタッチが美しく感じる。

ボリュームにもよるけど、イベント絵はやや少ないかな。

背景画は美しいの一言。幻想的な世界観が舞台だけあって、その雰囲気は素晴らしかった。

BGM

良曲。
OPの言葉繋ぎ、EDのBrand nNw Voice、花たんの力強い声が印象的で心に残ります。

世界観やBGMが良いだけに、OPをもっと意欲的に制作してほしかった…。イベント絵を繋げただけ感が…。

総評(76点 Bランク)

全編を通して、世界観の美しさや、淡く、儚い雰囲気を味わえる、雰囲気ゲーかつ咲良の魅力が詰まった妹ゲーとして認識しても問題ないだろう。
“うそ”を通した、誰に対しても優しく、優しくなれる、そんな甘い展開ばかりだ。

ここら辺は、propellerさんが大事にしてきたテーマでもあるので、賛否はあれども、全体的を見てもそつなく綺麗に消化されたお話だったかなと思う。

言葉繋ぎ 歌:花たん

Brand New Voice 歌:花たん

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