ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

ガンナイトガール

2014.08.18 by てるりん♪

ガンナイトガール 初回版86.ガンナイトガール
企画・シナリオ – かずきふみ
原画・キャラクターデザイン – すめらぎ琥珀
メカニックデザイン – ふるかわあつし
音楽 – 柳英一朗
ムービー – 神月社

 

 

 

< ストーリー>
世界規模の異常気象や超大国による「第二の冷戦」により非常に不安定な世界情勢にある2034年、日本の田舎町。桧森絢斗が通っていた学校は近郊にある軍施設と軍が起こした事故の影響で生徒数が激減し、無期限の休校になってしまった。陸上自衛軍に接収された校舎は軍人を育成する女子工科学校となり、絢斗もスクーリングの授業のために幼馴染み仲間達と共にそこへ通うことになる。もともと軍が嫌いな絢斗だったが、「0教2区隊」の個性的なメンバーと新たな学校生活を過ごし、次第に様々な思いを抱いていく。

(by wikipediaより引用)

◆テーマ度数

pikaomosiro
pikautu
pikamoe
3 3 3

笑…テキストが良い。
欝…これが基盤かな。戦争がテーマだけにヒロインが持つ背景が重くシナリオに乗りかかります。
萌…志乃さんとか、恋歌とか…。

随分前に書いてたのを、ずっと放置してた…。

(基本ネタバレアリです)

シナリオ(42点)
テーマ

軍事物。
背景に戦争が関係しているが、実際は主人公が住む町のみで起こるミクロ的な視点でシナリオが進み、町にあるラボが謎の実験をしている、行方不明になった小夜子さんは?を基盤にしたミステリー調なエンタメ作品です。

軍人であるヒロインと民間人である主人公、二人の境界線上でヒロインが持つ苦悩を主人公が受け止め、人として成長する様を描く、ヒューマンドラマに焦点が当てられています。

感想

共通は幼馴染三人を中心とした各キャラの個性を活かした、戦争物とは思えない日和見っぽい雰囲気で進みます。
しかし、個別に入ると内容が極端に重くなります。

軍人と民間人という境界線をはっきりと引いた上で物語が進む為、シナリオに関してはヒロインが持つ苦悩を、主人公がどう解決するか、ジレンマの連続です。
民間人だからこそ、行動が出来ない、歯がゆい点が多く描かれており、主人公が翻弄されるも、最後にはしっかりと受け止める、このような流れで一貫して描かれる為、内容は綺麗に纏まった作品となっています。

ヒロイン四人+小夜子さんと枠組みがあり、ラストの小夜子さんシナリオは全ての謎を回収した上で、兵器同士で戦いあうというエンタメ性の高い内容になっており、総体的に見て、仕上がりが高い作品となっている点が特徴的です。

恋歌シナリオ

自滅願望の強い恋歌をどう受け止めるかに焦点を置いたシナリオ。

とにかく重い!恋歌は他のヒロイン三人とは違い家庭環境が壊滅的で深く自身のアイデンティティを形成させている為、異質な雰囲気の中、話が進みます。

自身のことを理解している故に、他者との距離の取り方も適切であり、見た目が大人しいという点も密接にシナリオも浸透しています。
生活環境(DV)から暴力を愛情と受け捉えドMに目覚める点、性行為を見せ付けられた為、羞恥心があまりない、但し自己や他人を分析出来る冷静な判断と鋭い視点を持ち、固執が強いため一度決めたことは難なく実行するエキスパートな一面も内包されています。
信頼できる相手にはトコトン距離を無視して押し付け愛になります、情愛深いのです。そしてとてもエロイ娘ですw

そこが異質でもありながら、とても魅力的に映る、セックスアピールが上手い点も他のキャラクターにない魅力。
異質的な愛情表現が恋歌の個性を上手く機能させており、異様に重い点も心地よくなります…ww

主人公がちぐはぐなのは毎回なんですが、恋歌の性格を知った上で、謎の妨害を受け、互いに疑心暗鬼になり、破滅させてる点など、この作品、演出が巧みなんですよねぇ~、見た目、試練を与え、追い詰め、それを乗り越えるという名目になっているのですが、エンタメ性が強いので、ぐいぐい引き込まれていきます。

これだけ重い愛を受け止める主人公のラストは素直に良かったと思いますw

志乃シナリオ

個人的には一番良かったかなぁ。
結末はとても尊いもの。
使命から逃げるのも1つの答えである、と多元的な物の見方を問いだし答えを導き出します。

言動とは裏腹に、実はとても脆い女の子なのが志乃。
誰かに依存してないと生きていけない、トラウマを克服できない、すぐに泣き出す、徹底的に志乃という人物の脆さ・弱さをあぶりだすことで、志乃の苦悩を解放させたシナリオ。

ただ弱いというわけでなく、無理強いする我慢強さや最後はトリガーを引いたり、志乃自身の努力を描いた上で、自分にはこの路は向いていないと結末を出す。

ただ逃げるだけではなく、立ち向かいながらも、葛藤の末、自分の弱さを受け入れること。
今まで携わった人物や父親や兄のこと、様々な胸中を抱きながらも出した答えには強い意志があり、尊い結末。

自分の弱さを受け入れながらも別の形で幸せを、自分の行き方を見出し、良き結末を描いたシナリオでした。

ましろシナリオ

小夜子が言うように、この物語は主人公がヒーローになれないシナリオ。ただもがいて只管待ち続けるしかない、そんなシナリオ。

だからこそ、主人公に依存するのではなく、軍が自分を必要としてくれること、どちらもましろ自身に必要である事を理解したうえで、待ち続けるという結末にたどり着く。

結果としては消極的な結論ではありますが、民間人という立場を受け止め、(途中散々とやってますが)待ち続けるというのも一つの答えなのかと。

環シナリオ
環さんは、どちらかといえば主人公よりのノリで波長が合う感じですが、千歳さん側の人間なので、どちらかと言うと攻略対象としては、難しそうな立場にいるなぁと思えたというか、そもそも攻略対象になると思ってなかった…。

お姉さん的な立ち位置で、ラストを見る限り、あれほど軍を嫌がっていた主人公が軍隊に入隊しているところ、小夜子ルートを除けば、それぞれ別の視点で、戦争に対する”民間人”の視点として在り方が成っている点が実に面白い。

小夜子シナリオ
作品の集大成的な位置づけ。
今まで重たいシナリオばかり続いてきたが、エンタメ重視のシナリオとなっている。
小夜子さんの境遇を考えると、相変わらず重たい事は変わりない…。

謎となっていた部分は、案外稚拙な内容であり、ナンバーズの考える事が幼稚であった点か…。
唯一、主人公が謎を知り、活躍するシーンが豊富で、最後の小夜子√に関して言えば、シナリオ重視と言うよりか、なんとなくネタバレ的に、オマケっぽい感じかなぁと思えた感じかな。

ロボット同士でドンパチしたり、(地味にアニメーションがすごいw)レールガンをぶっ放したりと、民間人が派手に怪我をしながら、仲間を助けようとする絆は割と綺麗に描かれていました。

キャラクター(10点)
主人公

等身大の青年。コミュ力も高く、おせっかいとも言えるほど他人を気にかける優しさ、友人想い。
性格に関しては、口癖や考え方を除けば基本は『良い奴』。

ただ彼女は母親が絡むとヒステリーを起こし目先の事しか見えなくなる。反省や考えたりはするが、どうにも言葉がチャライ為か、軽く感じてしまう点が不満点ですね。
時折、良いシーンでは格好良いことは言うのですが、主人公の軽さがこびり付いてか、どうにもイラッ☆イラッ☆感が溜まります。

作品が、軍人と民間人と境界線を引いているあたり、民間人は『何も出来ない』と言う点、何とか彼女の為に、何とかしてやりたいという、ジレンマを掲げ苦悩する点は、一般人としての役割は果たしていますが、主人公に関して言えば、口調を何とかすれば、印象は悪くなかったんですがねぇ~。

ただどうしても何も出来ない民間人という立場はどうしても覆せない為、軍事側で俺TUEEE!とか実は隠された才能が…ってのは全くないので、そちら方面で期待している方は間違いなく肩透かし喰らうので留意すべき点ですね。

ヒロインに関しては、どの娘も魅力的に描かれていました。
個人的には恋歌が良いですねw
あの癖のある性格が好きですw

システム(15点)
総プレイ時間

かなり長い…。ヒロイン5人×7,8時間ぐらいはプレイした感覚…。

総プレイ時間は40時間超だったかな…。

インターフェース

システム面は酷いなぁ…。

追尾機能が無い…、強制スキップが出来ない(?)…、細かい点での不満点が大きい。
BGM鑑賞にしても自動で再生してほしい。

CG鑑賞

計108枚
ヒロイン各18枚ずつ。
さやこさんだけ少し少なく16枚。
その他20枚。

CG&BGM(14点)
キャラ絵 / 背景画

キャラ絵はやや独特な感じ。
最初は背景と馴染んでやや違和感はあったがすぐに慣れた。
立ち絵もやや違和感あり。

ただイベント絵は特筆すべき美しさ。

BGM

全21曲。

OPのMarginal Linkがとても良いですね。
他はWorld Shortが良い感じです。
ただ個人的には、BGMはもう一つかなぁと感じたかな。

その他 (3点)

読み応えのあるシナリオです。結構長いですが、作りこみがすごく、どのシナリオも、最後のシナリオへの繋ぎ方も上手いなぁと感嘆です。

総評(84点 Bランク)

こう見ると、
・ましろ → 待ち続ける。
・恋歌 → 背中を押し戦争へ。
・志乃 → 否定して軍を辞める
・環 → 軍へ志願。

民間人が戦争をどのように考え、恋人が軍人だったらという題材を多角的に捕らえ答えを用意しているあたりは、作品のメッセージ性を上手く伝えています。どのシナリオも高水準に纏まっており、シリアスだけでなく笑いありとバランスよく纏めて素晴らしい作品かな。

エンタメ要素も小夜子さんがいなくなったことを軸にして、厨2が好きそうな陰謀論などを建前に話をつなげたりと民間人である主人公が能動的に動ける環境を用意しているあたり、作品の構成の上手さも際立ちます。

主人公の言動は確かに見るに耐えない部分はありますが、客観的に捉え見守るような立場の視点で見ると作品を楽しめるかなと。一般受けしないテーマや重さですが、個人的にはとても素晴らしい作品だったなと感じた次第です。

Marginal Link 歌:橋本みゆき

関連商品

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。

ラジオ ガンナイトガール 0教2区広報部(音楽CD) / / CD ( Music )

CandySoft( )

定価: ( 中古価格 ¥ 1,212 より )


ガンナイトガール スマートフォンキャリングケース 高遠小夜子

ガンナイトガール スマートフォンキャリングケース 高遠小夜子

定価:¥ 2,700

Amazon価格:¥ 1,480

カテゴリ:おもちゃ&ホビー

発売日:2013-01-18


アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。

Posted in きゃんでぃそふと

Trackback URL

承認制です。トラックバック歓迎です。スパム系は許可しませんのご了承

コメント

本文入力

SEO Powered by Platinum SEO from Techblissonline