ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

この大空に、翼をひろげて

2012.10.30 by てるりん♪

この大空に、翼をひろげて 通常版66.この大空に、翼をひろげて
企画・シナリオ – 紺野アスタ(共通パート、小鳥・天音ルート)
キャラクターデザイン・原画 – 八島タカヒロ(小鳥、天音、朱莉、ひばり、男性キャラクター)、
基井あゆむ(あげは、ほたる、亜紗、依瑠、佳奈子)、田口まこと(SD原画)
シナリオ – 七烏未奏(亜紗・依瑠ルート)、奥田港(あげはルート)

 

 

<ストーリー>
水瀬碧は、故郷・風ヶ浦の街へ5年ぶりに帰ってきたが、母親の差し金で「トビウオ荘」こと恵風(けいふう)学園女子寮の寮母をすることになってしまう。自 分の目指す路を見失っていた碧だったが、帰って早々の車椅子の少女・小鳥との出会い、転入した恵風学園での幼なじみのあげはとの再会、そして先輩・天音が たった1人でグライダーを作るソアリング部との関わりをきっかけに、新しい夢に向かって走り始めた…。

(by wikipediaより引用)

■テーマ度数

pikanaki
pikaikari
pikamoe
5 3 3

泣…正直言うと、小鳥→天音ルートの流れで十分だったと思う。小鳥ルートはガチってしまった。
燃…若さの特権をフルに活かしてます。部活は手段であり夢を追い求める姿が熱い。
萌…双子に萌えた…。キャラ絵も可愛いし良かった。

PULLTOP作品はゆのはな、かにしの、以来。
ErogeSpaceの評価も良く割と気になっていた作品でした。

青春一直線。輝き眩しく、晴れ渡る青空のように、もうガチガチの青春してます。
夢や希望、熱血と言った青臭さ満天、それでいながら美少女達が絡むと爽やかに…。

 

 

シナリオ(40点)


はぁ…まさにPULLTOPらしい雰囲気のある作品だったな…と。

酷く感傷や哀愁と言ったキーワードが浮かび上がるのは本作の狙いだったんだろう。
所々出る”青春時代を過ごした”価値という言葉。作中では多様な表現でヒロインなどキャラクターによって語られている。
青春時代を過ごした懐かしさ、甘酸っぱい恋愛、毎日が楽しかったあの頃に戻りたい…読了後は余韻を残す形ではあるが、
如何に青春を彷彿させることが出来たか、本作のテーマであり、PULLTOPが目指すテーマ、スタンスでもあり、上手く帰結させている。
要は青春っていいね!って思った時点でこの作品の役割は十分に果たしたということになるのだろう。

空に憧れる、空を目指すって共感するには良い選択ですので、グライダーというマイナーだけど自力制作、肌で感じる、
それを部活で消化させていく点は青春ストーリーを作るには安定感のある下地。ソアリングという意外な所を突くところまた。

目的がはっきりとしているので、カタルシスを味わう箇所はプレイヤーは予見できるので、如何に”そこ”まで持ってくるかが重要。

そう思うとライターが共通~小鳥、天音とその他で分かれている時点で、出来の良し悪しは決まったような感じだと思うなぁ…。

そういう意味で私は、あげは→亜紗→依瑠と先に残念感を味わった後に、小鳥→天音で締めれた点は幸いだったかも。
正直落差は結構あると思うんだよね…、プレイ当初、三人の個別では何か物足りない感やイマイチ感が拭えなかった。
テンプレすぎる構成ってのもあるとは思うけど(同じような繰り返し)、空を飛びたいのとはまた別に違う方向に行ってるので、いまいち感情の波に乗りにくかったってのもあるんだよね。

小鳥のように明確に空を飛びたいと言う情熱の有無による差がシナリオで表れてるのかなぁって。
小鳥は色んな伏線が隠れててそれを丁寧になぞっていってるんだから一貫性はある為かな。
まぁ強いて言うなら、小鳥√だけで十分ですこの作品w

個別シナリオも書こうと思ったが気が進まないので…。

・小鳥シナリオ

やっぱ導線がしっかり敷かれているので物語に入り込みやすい。
天音シナリオ同様に、細部にテンポよくグライダーの小ネタを挟んでいる点も緩急あってよい。(個別の三人はグライダーネタほとんどない)

小鳥自身は性格や言動が幼稚な面があり、事故の経緯から自己犠牲が強い一面を出すのだが、言動とは反対に感情を表に表さないという点がシナリオに対して上手く機能している。

序盤で主人公達と接する事で徐々に気持ちを融解させ、冷静に親や姉に対する気持ちに配慮をするまでに至る。小鳥自身の気持ちが一貫して成長と言ってもいいのかわからないが、グライダーに対する想いとは両極的に親に対する罪悪感など、裏表がはっきりしているので、ここぞ!という時のシーンで気持ちい程に感情移入出来る。

小鳥の揺れ動く様、自分ではどうしたらいいかわからない!でも自ら親を心配させたくない、グライダーに対する想いも失いたくない、だから自然に自らの想いを込めて紙飛行機を折る事で、『助け』を乞う。まさか序盤の紙飛行機がここで機能するとは味があって良い。

主人公の見せ場でもあるので、しかもモーニンググローリー直前という狙いに狙った展開からのラストスパート。モーニンググローリー攻略シーンは当然の如く気分全開。
演出と構成が上手いよね。

天音が切欠ではあるが、ここまでソアリング部が維持する事が出来たのは作中も言うように、小鳥が大空に対する想いを只管に持ち続けてきたことにあると思う。
純粋にグライダーに乗って空を飛びたい!と一貫して思ってたのは小鳥だけなんだよな。

主人公達は、どのような切欠でも一つ何かがあると、いとも簡単に崩れるような危うい環境の中で活動していた訳だ。(小鳥√を読んでいれば解ると思うが)
個人的な理由で活動している奴もいるだろう、彼らの活動は刹那的で、ただ『一瞬だけ輝きたい』(モーニンググローリー)、その想い(小鳥)だけを支えに部活動を続けている。
そう思うと一つ間違えれば青春がぶち壊され、彼らが交わる事がなくなっていたかもしれない。

“Nothing Gold Can Stay”

大人になってもその情熱を絶やさず、その想いを感じ続けたい。一瞬だけ輝いた瞬間かもしれませんが、それは彼らにとっては永遠に失う事の無い思いを心に培った瞬間だったのではないでしょうか。直向に前を見続けることは大事ですし、活動から離れれば周りを客観的に見渡せる、視野が構築できている、彼らの関係やあんちゃん達の関係を見ると、この作品の良さがすごく伝わってくるなぁ。

キャラクター(13点)


■ヒロイン
キャラだけならあげはが一番良いんだけどなー立ち絵もかなり好みだったし。
若干ウザいのがたまにきずだが…。

逆に小鳥は言動が幼稚な面があって、あまり好印象には映らないが、シナリオは真逆の出来w

双子は可愛い…。依瑠が特にかわええなー。天音も良い!

兎に角立ち絵が皆良かったなぁ。こんな美少女達に囲まれて熱血部活とか…、、ハーレム三昧の主人公には羨望の目も当然だわ…。

全体的にヒロインは良い感じですが、目立った奇人変人は特にいないし、しいて言えば天音はその部類なんだろうけど。
まぁ普通というのだろう。

■主人公
ん…あまり魅力的に映らなかった…。
良いキャラクターしてるんだけどね。

ルートによって主人公の印象が変わってしまうのも。

逆にまわりを固めるサブキャラクター達は良い感じ。
あんちゃんにせよ、ほたるにせよ、生徒会長にせよ、嫌味が無く好印象。

 

 

システム(16点)


■インターフェース
AGPテクスチャアクセラレータ未対応のままプレイ。GDがありません。最近エロゲーも割と求められるスペックになっていく傾向なのかね。
とまぁ、ほとんどは儲けててシステムにも力を入れていけるところだけだろうが。

インターフェースは満足。シンプルで使いやすい。バックログ(ゲームーロード時)が無いのとスキップ機能が遅いのが減点。

それ以外は満足です。

シナリオの長さは25時間前後とみてくださいな。共通で5,6時間ぐらいか、個別も同様。ヒロインは4人(双子は二人込)

■CG鑑賞
全99枚。
メインの小鳥が枚数多し。次点で双子(両方含)

初回特典ならばSweetLoveパッチ、ヒロインとその後的なショートストーリーがある模様。

■その他
シーン回想。
小鳥:4つ
あげは:4つ
天音:4つ
亜紗:2つ
依瑠:2つ
亜紗&依瑠:1つ

結構多い。あげはあたりが濃厚…。姉妹丼があるとは…あの展開はまさかですが…。

 

CG & BGM(15点)


■キャラ絵 / 背景画
キャラ絵は前々作の恋神と同様。
全体的にアップ画が多いんだけど、立ち絵がとても綺麗で雰囲気ある。

イベント絵はやや違和感あるキャラクターもあるけど、全体的にまんまるとした可愛い絵が特徴。

個人的には、あげはのキャラ絵がかなり好みだったなぁー。双子も良し、天音も良し、まぁ全部よしw

■BGM
合計27曲。
OP、EDの2曲が歌入り。

全体的に爽やかで空をテーマとした雰囲気のある曲調が印象。
Open the skyやOPでもあるPerfect Skyあたりが盛り上げてくれます。
PULLTOPらしい選曲の良さ。雰囲気重視の曲に世界観浸れること間違いなし。

 

総評(84点 Bランク)


総括すると、シナリオの良し悪しがはっきり表れた作品。青春を題材にしたエロゲーの中では位置づけとしてはトップランクでも良いのではないかと思うほどに青春している作品です。(性春という意でもw)
個人的には小鳥シナリオだけで十二分にお腹一杯なので…。
点数としては、小鳥シナリオが私的にかなり良かったので、この得点。小鳥を先にプレイしていたらこの点数にはならなかったかも。一気に覆りました。

PULLTOPらしい雰囲気のある作品なので、雰囲気や青春に対する憧れなどを感じたい方は、、、まぁお勧めできる作品かも。輝きすぎて陰鬱になる可能性もありますがw

■OP この大空に、翼をひろげて 『Perfect Sky』 歌:霜月はるか

 

■関連作品
ゆのはな
遥かに仰ぎ、麗しの

 

■関連商品

この大空に、翼をひろげて 初回限定版

この大空に、翼をひろげて 初回限定版

中古価格: ¥ 2,070 より

Amazon価格:¥ 7,100

カテゴリ:DVD-ROM

発売日:2012-05-25


アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。

 

Posted in PULLTOP

Trackback URL

承認制です。トラックバック歓迎です。スパム系は許可しませんのご了承

コメント

本文入力

SEO Powered by Platinum SEO from Techblissonline