ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

ルートダブル – Before Crime * After Days -(XBOX360)

2012.09.07 by てるりん♪

ルートダブル Before Crime After Days(通常版)65. ルートダブル – Before Crime * After Days –
原案・監督・プロデューサー:中澤工
メインキャラクターデザイン・原画:みけおう
サブキャラクターデザイン・原画:わだぺん。、おおたか鳴海
シナリオ:月島総記
彩色設計・CG監修:eco*

 

 

 

<ストーリー>

√Aストーリー
2030年9月16日、午前6時19分・・・鹿鳴市(ろくめいし)が運営する原子力生物学研究機構第6研究所…通称「ラボ」において、原因不明の爆発が発生した。
事故の通報を受けた鹿鳴市消防局の特別高度救助隊「SIRIUS(シリウス)」の隊長「笠鷺渡瀬」は、部下の橘風見や守部洵らを引き連れて、ラボの内部に救助活動へと向かう。
しかし救助活動の最中、突如「ケースN」が発動。隔壁が全て閉じられてしまい、渡瀬たちはラボの内部に閉じ込められてしまう。
そして渡瀬に突如襲い掛かる謎の男。その男が妖艶な笑みを浮かべた瞬間、渡瀬の頭に凄まじい激痛が走る。
「まさかお前も…頭の中を!?」…気が付いた時には渡瀬は、これまでの全ての記憶を失ってしまっていた。
隔壁が開放されるまで残り9時間、それまでに刻一刻と迫る火災と煙、そして放射線による死の恐怖…果たして渡瀬たちはラボに残された要救助者を全員救出し、無事にラボから脱出することが出来るのだろうか。
√Bストーリー
2030年9月16日、午前6時19分…鹿鳴市私立鹿鳴学園1年B組に所属する高校生「天川夏彦」は、ある目的のために幼馴染の鳥羽ましろと琴乃悠里、同級生の三ノ宮・ルイーズ・優衣の3人と共に、原子力生物学研究機構第6研究所…通称「ラボ」に訪れていた。
だがそこへ突然原因不明の爆発が発生し、夏彦たちはラボの内部へと閉じ込められてしまう。
「まさか奴らが動き出したのか!?僕たちは間に合わなかったのか!?」…夏彦たちは絶望しながらも迫り来る爆発や炎から逃れ、必死にラボからの脱出を試みようとする。
だがそんな最中、突然悠里が夏彦に意味深なことを話し出す。次の瞬間夏彦の意識は、事故が起きる前の2030年9月10日へと飛ばされてしまったのだった…。

 (by wikipediaより引用)

 

■テーマ度数

pikautu
pikanaki
pikaodoroki
pikaikari
pikamoe
3 4 3 4 3

鬱…鬱というか全てのキャラに辛い過去があります。
泣…やはりましろんの想いに尽きる。純愛。
驚…これが作品の肝でしょ。ただ丁寧すぎた故に予想しやすい展開に。
燃…主人公二人が熱血&クール(熱血)タイプ。選択肢によっては熱い展開(いろいろな意味でw)
萌…シナリオがもし空っぽならば、完全に萌えゲー。シチュエーションは全くないが、キャラが可愛い。

シュタゲで話題になり、次回作のロボティクスノーツが話題をさらっていたが、その前に発売されたのが今作品。
普通に評判通りにおもろかったよ。ネタバレは厳禁で感想を。

 

シナリオ(46点)


いやー!面白かった。EVER17と同様に、シナリオに対する伏線に対して仕掛けが備わっているので、この作品も一過性の高い作品。
一過性が高い故に、ネタバレ厳禁!といった所。出来る限り伏線は紐解かないように心掛けて感想を書いていきたいと思います。

作品の特徴を上げるならば

伏線消化が丁寧な作品
線をなぞる様に一つ一つ伏線を置いていき、シナリオが進むたびに、その謎を紐解いていく…。マニュアルを読んでいるような謎が明かされていく過程に興奮を覚えます。
特にA√に関しては初めにプレイをすることを推奨するかも。何故ならジャンル特有の謎が散りばめられたシナリオだから。何故?どうして?こいつの正体はと言った、サスペンスノベル特有の謎掛けが唯一味わえる√だからです。
エンディング数も多数あり(ほとんどBAD)、一つ一つエンディングを踏んでいくのもあり、一気にエンディングを見るのもあり、当然ながらエンディングを迎えても全ての謎が解けるわけではありませんのでご注意を!
彼らの会話を読む噛み砕いて読んでいく事を推奨します。一人一人の言動に意味を含み、彼らが奥深くに抱えている問題や状況が垣間見えます。

サスペンスだけではない、ヒューマンストーリーがある
彼ら7人が何故集まったのか?偶然なのか、必然なのか?シナリオを進める度に彼らが持つ深層心理に直面していく事になります。あの日、あの時、あの事件が『全ての』きっかけで、現在が成り立っている…。
そんな彼らの背景を見ることが出来るのは、√Aと√B、そして√C、最後の√Dで全てが語られます。

個人的には、ましろんの純粋な想いと天川に尽くす『想い』が何よりも切なくて、悲しい、そして『悠里』の存在によって心を動かされていく…。
そこに秘められた、想いとは…。

個人的には√Bのましろんの気持ちにとても切ない気持ちを抱いちゃいました…w 明るさの裏にある真実に泣かずにいられないっ!…w

√Bのましろんの事実で、泣きとしてのピークかなと。

それ以外にも、ラボに集まった7人の想いと真実が、ヒューマンストーリーとして成り立たせています。

・コミュニケーターという存在、その意義、社会的な一面も描かれている
もう一つの見どころはここかな。この作品の根幹は『コミュニケーター』の存在意義にあります。
彼らは言葉を交わさずに、思った事、感情を物理的な情報として他者の脳に送り、所謂テレパシーと言われる能力を持った人間である。

コミュニケーターとは?彼等も一人の『人間』であり、誰よりも『心』の痛みを共感できるからこそ、他人に優しく出来る、それが真実ではなくても…。

社会派と言えば甘さが残る部分はあるが、題材としてはとても面白い。
人の心が覗けるという意味で、普通の『人間』と対立が起こり、そこに深い溝が出来る。そこから事件に発生するわけだが、『コミュニケーター』と能力の無い『人間』たちの深い溝から生まれる一面が、それぞれの深層心理に深く根付いているという点に注目するといいかも。

意外に裏があり、表だけでは語れない面白さがあり、それが『コミュニケーター』の能力と深く関連付いているので、色々と見ていて想像できる点が面白い。

全てがシナリオの根幹にある『コミュニケーター』の能力が深く関わっているので。

コミュニケーションの先にあるものは?
いわば、この作品の本当に伝えたかったことか。これは√Dに関わってくる部分もありますが、まぁ私的言えば、結局は原点回帰ですかーと。
『エンシズシンパシー』の定義は非常に奥深いものあったので、橘さんの●●●の例だけではなく、もう少し深く鋭く突っ込んで行っても良かった気がするなぁ。
原点回帰って確かにそれが理想的ではあるけど、『コミュニケーター』と『人間』との確執はそんな単純にはいかないだろ。

エンシズシンパシーの先に本当に確立されたコミュニケーションがあるって…思うとワクワクするじゃないか…。
便利機能としての役割しかないですし…。

そりゃ一瞬で全ての事象を複数人に…できれば、すごいとは思うけどあくまでも手段でしかないので、目的が形骸化された感じ。

まっ、この作品の本質は、二転三転するサスペンス風味のシナリオにあるので、そこらへんは置いといて、十二分に楽しめる内容。
強いて悪い点を言えば、丁寧すぎるが故に先が読めやすい、意外性が無いという事か。当然彼ら7人の素性に驚く部分はあったが、衝撃を受けるほどではない。
丁寧故のデメリットが浮き彫りになった感じ。後はかなり長いので中弛みする所か、後半以降は回想シーンに長く時間を取られてしまう。

まぁそれでも全ての伏線を消化する意味で大事なシナリオでもあるが、RAMに関しては何度も同じ文を読まされると辛い。(スキップできるけどw)

 

 

キャラクター(15点)


■ヒロイン
かわええ…。やはりというか金髪ツインテールのサリュが…いい!!
ましろんも悠里も可愛い。大人も何気いい味出してます。天ママもかわいいよ…。

シナリオ的に言えば、ましろんに対する感情移入度は最高峰。
それぞれが抱えてきた想いが一つに重なる、必然ともいえる運命に対して全員がどうあがき、導かれるか、キャラクターが皆立っていてとても良かった。

■主人公
この場合は、二人かな。
天川少年とカササギの両視点から進められるADV。

天川少年が厨2病全開で、無茶苦茶な行動をしては、ましろん、サリュも冗長されて巻き込まれちゃいます。
ましろんの天川少年に憧れる昔の無茶ぶりを今の年になってまで、押し付けちゃ駄目でしょう…。
というか、エンディングによっては明らかに無茶な行動から…残念な結果に終わっちゃうのに…。
天川少年の行動に関しては感情移入も贔屓目に見ても良い行動とは言えません。

攻めて、もう少しきちんとした理由があればなぁ…。そういう意味では、カササギさんの方は巧みに背景が描かれているので、天川少年と対立する点も紐付けて出来ているので悪くはないなー。割と背景は複雑な面もありますが、よく練り込まれていると思います。

 

 

システム(14点)


■インターフェース
XBOXなんで、正直全く期待していなかったけど、やはりシステム面は難アリ。
基本的なスキップ機能(早送り)、選択肢までシーンスキップ、シーンスキップの3つのステップ機能がついているが…。
選択肢スキップ、シーンスキップが使いにくい!というのも未読の分までスキップするので、キツイ。STARTボタンでテキスト早送りが基本となるだろう。
回想シーンや既読文章を何度も読む機会が出てくるので、必要不可欠。

・センシズシステム
面白いシステムかなと。こういったジャンルではなく、恋愛向けADVにこのようなシステムがあれば、楽しめると思うんだけどなぁ。

選択肢シーンで重要となるキャラクターにどれだけ好意的感情注入するかにより、分岐する。
それぞれ青・黄・赤によって重要度が解るインターフェースも解りやすいし、台詞を前後の流れをしっかりと読む機会にもなる。
シーンによってはGAME OVERになるんだけど、稀に選択肢が難しいものも。私的にはカササギの記憶を…の3人の感情移入の割合にかなり苦労した。

・RAM
内容を知る上ではこのシステムもいいね。まぁこの作品特有のシステム。
ただ最後の方は回想を何度も読む機会になるので、中弛みするシステムでもある。

■CG鑑賞
━CG鑑賞━
また調べよう。

■その他
シナリオ進行度やらエンディング数埋めていく要素はあるが、かなり困難で時間がかかる。

 

 

CG & BGM(14点)


■キャラ絵 / 背景画
wikiを見ると原画(メイン)はみけおうさん?
参加作品を見る限りではわかりませんが、どっかで見たような作画…。
作風とは違いキャラクターが萌え度高い。
金髪娘のサリュがかわええ…、ましろんや悠里もかわええ…、シリウス女性員に天ママもかわええ…。

と言った感じ。キャラクターの表情が多彩で立ち絵はほぼ口パク(一応w)。他のキャラの逝き顔が見たかったw

背景画は無機質な感じがしっくりくる感じ。(ラボ内での絵とか)
√Bよか√Aの背景画の方が好みです。個人的に。

■BGM
あの盛り上がるシーンでのBGMが印象的。
ただ私自身、イヤホンをテレビにつけなかったのでもう一つBGMの恩恵を受けなかったってのが…。
今回は評価対象外かも。

 

 

その他(3点)


相当長いが、飽きずにテキストを読める点は評価したい。わかりやすいテキストに説明、緊迫感あるシナリオ進行。ラストに関してはやや尻すぼみはあるが、及第点以上に面白く夢中になれた作品。

 

 

総評 93点(Aランク)


素直に面白いと思うぞ!シナリオ構成と伏線の広げ方、回収の仕方が丁寧なので、見終わった後もすっきりするし、どんどん夢中になって読める。ヒューマン的な要素もあり、コミュニケーターとは、世界観や社会的な歴史と言った一面も丁寧に説明されており、隙がありません。キャラクターも個性が立っているので、それぞれの役割がしっかりとしていて、全員ブレが全くない。

一見という博打的なシナリオも見事に開花しています。丁寧すぎる点が逆に意外性を少なしている点は否めないが、それでも十分に驚き要素もあるし、楽しめる。

システム面でやや不備があるので、今秋発売される、PC版まで様子を見た方がいいかもしれないな。XBOXはすぐに安くなる点はメリットではあるが。

 

 

■OP ルートダブル – Before Crime * After Days – 『Double Bible』 歌:結城アイラ

 

 

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出版社:講談社( 2012-08-02 )

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カテゴリ:Video Game

発売日:2012-06-14


Posted in イエティ

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