ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

グリザイアの迷宮

2012.08.22 by てるりん♪

グリザイアの迷宮64.グリザイアの迷宮
プロデューサー 山川竜一郎
キャラクターデザイン 渡辺明夫、フミオ、ななかまい(SD)
シナリオ 木緒なち、藤崎竜太
桑島由一、かづや、鳴海瑛二
音楽 Elements Garden

 

 

 

<ストーリー>
グリザイアの果実の続編。前回のヒロインであった5人のアフターストーリーと雄二の過去編であるカプリスの繭(メイン)、デーブ教授のSH、ショートカットストーリーからなるファンディスク的な感じ。メインは雄二の過去編。

■テーマ度数

pikanaki
pikaomosiro
pikautu
3 4 4

泣…全体的に良い。アフターストーリーもジワッと来るし(前作プレイ超推奨)、過去編の雄二と師匠のやり取りと最後はあっさりして良い感じ。
笑…やっぱグリザイアも肝はここ。シリアスとコミカルメリハリどちらもすごくいい。基本下ネタ全開なのは相変わらずだし、細かい小ネタが笑える。ブレがなく安定感ある。
鬱…相変わらず。雄二の過去編はまさに鬱というか、壮絶過ぎました。ヒロイン含めかなり壮絶な過去だが、前作の天音程はガツンとは来ない。

シナリオ(40点)


相変わらず安定感のある面白さ。
前作よりはシナリオ・テキスト量が減ったとはいえ、各アフターストーリーとショートストーリーはキャラの性格を活かした小ネタ満載の笑えるシナリオは健在。

アフターストーリーの簡易感想!

■由美子アフター
前作ではイマイチだったが、今回は一番良かった。
由美子が完全素直にデレ化してしまった!
自身の不甲斐なさ、誰にも頼ることなく一人で生きていけると信じてきた、由美子が雄二と出会い、学園の仲間と心を一つに通い合わせる!

天音や幸との料理教室、お掃除教室の絡みも面白く、薪菜との縮地訓練も最高に笑えるし、みちるとのツンデレ講座も仄々。
自分には無いモノを必死に自身の手で学び、覚え、最後に大事な仲間へと還元させようとする、由美子の変化が中々に心温まるシナリオでした。

■薪菜アフター
ぉぉ…まぁ前回の展開からみるとこうなると思ったが…、薪菜自身、個人的な笑いのツボ+一番好きなキャラクターだったので割と期待してみていたのですが…。
割と殺伐とした感じで、薪菜自身もあっけらかんとしていたので、もう一つ薪菜の魅力が引き出せてなかった気が…。

いわば薪菜と雄二の関係は、雄二と麻子の師弟関係でもある訳なんだが、そこら編、過去編から連想されるやり取りが今一つ見えなかったのが残念。

資格を取る一連の流れも退屈でしたし、と言っても激しい戦闘がある訳でもない…前作の出来が良かっただけに、今回は今一つ。

■幸アフター
アフターシナリオの中では一番見どころが満載なのが幸シナリオなのだろうか。
互いに一歩引いた見方であり、そこからどのように一歩を踏み込んだ関係になるのか?
幸シナリオは家族を意識した唯一のシナリオだったので(前作)、家族になるという関係に対して各々が思う過程が良く描かれている。

雄二自身は家族に対する想いに大きなトラウマを抱えていると思うので、本当の家族との考え方などをもっと表現にしてほしかったかなーって。

後からプレイした過去編を見ると麻子の存在が余りにもデカイからなぁ。

仄々したシナリオからサスペンスに切り替わる2,3度も楽しめる展開なので、退屈はしない。

■みちるアフター
みちるがアホすぎて笑えるw
どう考えてもミスマッチな要望を雄二に投げかけてはそれに答える雄二の忍耐強さに脱帽w
個人的にはあまりにもみちるのあほさ加減が酷すぎたので、酷く萎えたが、雄二の受け答えにほっこり。

普通を求めるみちると、雄二の関係はぎくしゃくしそうでも、どちらも支えになっていきそうな良い関係で描かれていた。
互いに不完全なので、それを補う意味では二人の相性は高いかなーって思うねー。

プリクラシーンとかやたらと緊迫感あって笑えるw 国防とか、雄二のズレ方も相変わらずでこのコンビは相変わらずいいなと。

■天音アフター
エロさでいえばダントツ。ビッチ度が更に増してます。
天音はヒロインの中でも良識派なので、意外に普通の女の子なんだよな。

至って普通のシナリオで、ラストで一姫の面影を見せた点だけが気になるところじゃない。

■雄二過去編(カプリスの繭)
相変わらず面白い。グリザイアのテキストは語彙が豊富で退屈させないテキストだから見ていて面白い。特に人間関係の在り方がざっくりとした関係なので、麻子と雄二のやり取りを見ていてもわかるように、一切言葉を発しなかった雄二が麻子に影響されることで、巧みな会話術や豊富な語句を使い上手くコミュニケーションをしていく様は面白いし、本質的に孤独で、トラウマと向き合いながら必死に生きていく様が伝わる。

雄二の本質が見えるシナリオで、『人を傷つける』事に対して、どう思うかが、どのように克服していくが次のシナリオの鍵になりそう。
今まで生きて生きた意味、生かされ続けたと思う意味、傷つけるというと言葉が柔らかいが、誰の為に、何のために、誰かを守るためなのか、力をどのように使うか、楽園では雄二が一つの答えを出すことが見どころとなりそう。

学園の皆が手を取り、一姫やJBがどのように関わって、一つの答えを出すか、今から楽しみじゃな。

キャラクター(15点)


■ヒロイン
前回のヒロインは変わらず。相変わらず下ネタ大好きな面々。
様相が変わったと言えば、由美子のデレ具合がパワーアップ、天音のビッチ度がパワーアップ、他は特に変わらずといった所か…。

今回は雄二過去編がメインなので麻子・JB・一姫がヒロインですからね。。
麻子の豪快さや男らしさは雄二にもしっかりと引き継がれた経緯が会話を通して理解できる。
歪だけど、これだけしか教える事は無いと、不器用ながらも雄二に対して愛情を捧げる様は良い信頼関係だったんだなと。

JBも麻子や雄二を支えてきたという意味では陰ながらいい役だし、
特に一姫の存在も雄二を大きな支えとなるのだが、今後雄二自身が一姫を超えていかなければいけないという意味で大きな壁になるんだろうなという印象を受けた。

■主人公
主人公の性格や言動を構築した師匠である麻子の影響を強く受けていたことがわかる。
亡くなった原因が意外にも…って感じで、てっきり仕事関係で亡くなったことが原因かと思った。(間接的にはそうだけどw)

雄二が学園へ来る切欠なども意外にあっさりした感じかなーって。壮絶な過去ではあるが、思った以上にガツンと来るものがない。
そもそも前作の雄二がスーパーマンだった裏が容易に想像できたので、今回の出来事も割とすんなりとあっさりとした感じでやや拍子抜け。

麻子や一姫との関係が雄二の性格を作った裏付けってのが、丁寧というか、もー想像通りの展開で面白かったな…。
特に一姫の存在は次作で出てくるはずなので、かなり楽しみな存在に。

システム(18点)


■インターフェース
総プレイ時間は15~20時間程度?
各アフターシナリオがだいたい2~3時間ぐらいで、雄二過去編が5~6時間ぐらい。

システム的な不備は特に不満もなく、使いやすい。
スキップは…使う機会はないな。
シナリオ進行度などもあったが、不必要。隠し要素がある訳でもなさそうだったし。

後はウィンドウのサイズを変更できるようにしてほしい…。シンプルイズベスト。システムに関してはそれなりに満足。

■CG鑑賞
由美子:15枚
天音:15枚
みちる:18枚
薪菜:18枚
幸:15枚
カプリス:31枚
その他:14枚(デイブ・ショート)

作画が美しい。エロ絵が多いのもグリザイアの特徴か。

■その他
・シーン回想
各タイトルを区切り事見ることが出来ます。

・Hシーン回想(デイブ含む)
各ヒロイン:2シーン、天音のみ一姫との絡みあり。
一姫:2シーン(デイブ1)
麻子:1シーン(2シーン?)
JB:2シーン(デイブ1)
千鶴:2シーン(デイブ2)
キアラ:1シーン(デイブ)
薪菜ママ:1シーン(デイブ)

・ムービー鑑賞
OP、各ヒロインエンディング、カプリスED1、次回予告篇

・シークレット
各ヒロインボイス。麻子・JB・千鶴・一姫あり。

CG & BGM(13点)


■キャラ絵 / 背景画
安定感のあるキャラ絵。背景画も美しい。熊が残念。
個人的に横顔がすごく綺麗なんだよなーって。
みちるに関してはどうしても、デフォルメ絵の方がすごく可愛く思えるのは俺だけだろうか…。

■BGM
全:63曲
歌:5曲

オープニングのワールドエンドはてっきり飛蘭さん歌ってるもんだと思った。テンポの良い曲で果実と同様に良いBGMが多い。
各ヒロインシナリオすぐに同OP入ったので、カリプスだけで良かったんじゃないか。

FDの割には豪華だと思われる。

 

総評 86点(Aランク)


FDかつ3部の中間ということもあり不完全燃焼ではあるけど、グリザイアらしい面白さは十二分に味わえます。グリザイアの楽園って、もし果実並のボリュームだとするとトンデモ無いことになりそうな予感…。長くなると中弛みしそうだけに名作か凡作になるかの分かれ目になりそうだね。

今作は時間も25時間前後ぐらいとボリューム的に楽しめるので、ファンならお勧めできる作品かな。

■OP グリザイアの迷宮 『ワールドエンド』 歌:佐咲紗花

 

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