ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

はつゆきさくら

2012.08.07 by てるりん♪

はつゆきさくら 通常版63.はつゆきさくら
キャラクターデザイン・原画:ほんたにかなえ、とらのすけ、ちまろ、kaya8
サブ原画:有末つかさ、小桜りょう
シナリオ:新島夕
音楽:水月陵
ムービー:ろど(ゆずソフト)、Iris motion graphics

 

 

<ストーリー>
「ねえねえ。ゴーストって知ってる?」
そんな都市伝説が噂されるようになった雪のちらつくある日。一人の少女と出会う。
その少女は探し物があって来たという。その探しものに付き合わされることになった初雪。ふとした拍子に彼女がゴーストの王ゴーストチャイルドを探している事を知る。
探している内に様々な少女たちと出会うことで初雪の日常は変わりつつあった。

彼にはある目標があった。それは――学院を卒業すること
そして、あの日。大切な人を奪ったカノジョに復讐を――
大切な人と交わした大事な約束
その約束を果たすため――ゴーストチャイルドとしてある目的を果たすため動き出す

冬から春へと変わるとき、全てが終わる――

――そして、最期の冬が訪れる

(by wikipediaより引用)

■テーマ度数

pikanaki
pikaomosiro

2 4 4

泣…私的に泣けなかったが、演出(BGM)が盛り上がるし、要素は強い。起伏が激しいシナリオなので、あまり退屈しない点は良し。
笑…コミカル面がメーカー本来のノリとわかる。奇人変人ばかりだが、日常会話が面白く退屈しない。
萌…笑えて萌える。とても素晴らしいです!やっぱシロクマの可愛さと綾かなぁーすごくいいよ!

 

 

シナリオ(35点)


この街どんだけ不良がおんねん…ってこの不良達もある意味、反魂香に惹かれた『ゴースト』だったりしたのかなぁって、どのシナリオにもどんだけ治安悪いんだよ…と思えるほどの数に苦笑い。

それは良いとして、私個人としての感想を言えば…もう一つ盛り上がりに欠けたかなと。
ErogeSpaceでも評価が高かったので、購入したんだけど、恐らく、メーカーのノリというか、ライターさんのノリが合わなかったのかな…。

日常の雰囲気やヒロイン達の会話などはコミカルで割とツボをつくような笑いもあって好きだし、キャラゲーとしては魅力のあるヒロイン達にアホみたいなテキストだが次第に愛着が湧いてくるんだよね。
バレンタイン祭や日常ででのイチャラブぶり、シロクマや桜の電波っぷりも酷いが、なんだかんだ言って可愛いからそれで良し!的な。

ただシリアスとコミカルの分別がイマイチでどうにもBGMや演出に偏ってしまっている点が大きい。
お、ここからついにと思えば妙な突込みやチャカシが入ったりと、希√なんかでは、自虐的な突込みとか、妙に萎えさせるような演出が多かったんだよなぁ。
バニッシュだ!なんかまさに…。どんだけ単調で緊迫感が無いんだよw 音楽の影響がでかい。

シナリオは個別を見ても、それなりなのだが…
謎が多いシナリオを個別√にて消化させ繋ぎ合わせていく演出は悪くはないが、どれもブツ切りで偏り過ぎて、伏線消化と思えば、シロクマ√や希√のような中身がすっからかんなシナリオだったり、個別本編でも大きな影響を与えた綾√などと比べると明らかな差が出てるよね。
キャラクターの内面描写が希薄な点も、作品のバランス感の悪さを強調している。
手抜きというかご都合的に進んでいくのもどうしても違和感が拭えない。
突込み箇所が余りにも多くありすぎなのが、手抜きに見えてしまうという…。

■綾
キャラクター的に何を考えているのかわからない、しかも悪い意味で真っ直ぐな点でもあり、危険さゆえというか、その危うさがすごく魅力的だった。
アキラやランとの憑依も綾の性格故に不透明な部分がより一層シナリオの底を上げた感じで、読んでて面白かったー。

時系列的に語られる伏線が良い意味で機能していて、なるほどなと思える点も多くて、見ていて飽きなかった、夢中になれるシナリオ。

この関係を踏まえた上で、最後の冬を迎える、初雪にどことなく影響を与えていたのかなーと思っていたけど、個別では特にそういう描写なかったような。
初雪は余裕がないとはいえ、桜と綾との恋心でもっと複雑に動いていいと思うんだけど、コノハサクヤが問答無用にバニッシュしちゃうからなぁ…。

割とこの作品、空気読めない言動とる奴多いんだけど、意図的なんかなぁ…。

■あずま
あずま夜は奇人変人のヒロイン達の中でも真っ当に見えるのが、嫉妬や貪欲な一面、女性らしさという意味では等身大な描き方をしたヒロイン。
鏡面に映るナイトメアとして対比していく様がこのシナリオの一つの鍵。
割と壮絶なトラウマを持つあずまなんだけど、唯一主人公に対して別の道筋を用意した女神でもあるんですよね。

■シロクマ
あえて突っ込むべきなのか…唯一主人公に愛されなかった悲しい少女;w;
テキストもグダグダだし(シロクマが可愛いからいいんだけど…)、鍵という割には保険的な意味合いというか、オーナーからもどうでもよい的な扱いだしw結局w
主人公だけでなく、コノハサクヤからも見捨てられたりと、何年も待ち続けたシロクマが可哀想すぎるよ…;w; 凌辱は受けるし…;

ラストは良い意味で吹っ切れた感じが…、因みにtrueラストも全く絡んでないという、ヒロインにしては珍しく酷い扱い。

■希
ぽんぽこりん!キャラクターの性格が右往左往するキャラクターで、ほとんど初雪に全てを解決して貰っているのに、立ち位置としては重要な美味しい立場という…。
希も妄想癖が強く、キャラクターとしては愛嬌があるんだけど、無理やりにシリアスなシーンで絡まないで良かったんじゃぁ…。

なんか、この作品を象徴するようなキャラクター。

■桜
魅力的なキャラクター。陰で初雪を見守りながら、自身で道標となったヒロイン。
健気さでいえば作品随一で、感情移入しやすい立場にいるキャラクターなんですよね。

バニバニバニ!ぴゃーーー!!と連呼する不思議ちゃんキャラ丸出しですけど、それもご愛嬌だ…。
ルートに入るイチャラブぶりも、シナリオへの収束するための一つの生者に対する思い出でもあるので、それが尚一層、哀愁を呼ぶ。

立ち位置としては作品の中でも絶妙な位置にいるので、とても好きですねェ。泣きゲーの起爆剤としての役割は大きいので、個別でも桜の存在を注視してみるといいかも…。

 

と、まぁ個別シナリオに関しては出来不出来の差が割と大きい、いやこの場合はコミカルとシリアスにキャラによって分別したという意味合いにも取れるのかなぁ…。
しかしシロクマの扱い方はどうにかならんかったのかなーって思う。FD出たら目一杯甘えさせてやってくださいねー。

 

キャラクター(14点)


■ヒロイン
愛すべきおバカヒロインというか、魅力的な二次元エロゲヒロインではあるよな。
桜と希の奇人変人ぶりがダントツに抜けているので、こいつらの絡みは見ていて面白いし、和やかになるよな…。
主人公と正反対という意味でもそのキャラクターの良さを上手く活かしている。

夜や綾なども個性的で、しっかりとキャラが立っているし、扱い方はひどいがシロクマの可愛さも最高に癒されるので、キャラクターに対しては特に不満はなし。

コノハサクヤとかFD要素が強いのかなーって思えるサブキャラも多く(ラン含め)、次回に期待してねというフラグ当たりなんだろうか。

■主人公
うはー…かなり痛い主人公だけど、絡みが面白いので、シリアス面がヒロイン達によって浄化されている。
というか身内とか、もっと面倒みたれよww 野垂れ死してもおかしくない劣悪な生活環境だぞww
地味に主人公も酷い扱いされてるし、グレるのもわからんでもない。
てか、あの古ホテル、水道とか電気普通にとおってるんだな…、何でゴースト追い出すんだよ…。

 

システム(15点)


■インターフェース
・演出
カット割りが多い。わざわざ小出しするような演出しないで…、スキップに影響しないからいいんだけど、はっきりいってマウスが全く機能してないっすよww
CTRLでぶっ飛ばし推奨。(寸止めw)
キャラクターが多く出る割には、もぶきゃらの扱いがひどいww 夕陽とか半端すぎるww
山本君とか割と灰汁がありそうなキャラとかいるのに、もうgdgd。キャラ絵ですら一部演出シーンでは酷い扱い方してたし…。

キャラ絵は可愛いのに、もう少し活かした使い方してくれればっ!
他は、まぁそれなりに。声量がでかいので、デフォルトは抑え目にしてほしいな…。

■CG鑑賞
・CG 計:119枚(表のみ)
桜:24枚
綾:23枚
あずま:25枚
希:20枚
シロクマ:15枚
その他:12枚

・回想
桜:4 綾:4 あずま:4 希:3 シロクマ:3 ラン:1

全体的に枚数に乏しいというか、バリエーションに乏しい。
ラストに夜が何故か衣装に着替えてまで踊ってたりと、すごく意味がわからんシーンが見受けられる。
用意できていなかったのか、もう少しバリエーションに富んだ服装やらCGなどを用意して欲しかった…。

 

CG & BGM(12点)


■キャラ絵 / 背景画
可愛らしいキャラ絵。
個人的には、桜と希の瞼を閉じた笑い顔(正面:皺が)がどうしても、おばあちゃん顔に見えて仕方なかった…orz

あずまのイベント絵と立ち絵のバランスの悪さも…。
シロクマが可愛すぎてすごく癒されました。

■BGM
ほぼBGMが支えたと言ってもいいだろう…w
ダバダッ~♪から始まる旋律が耳に残る、そしてfripSideが歌う、この作品世界観との邂逅!!秋から冬への出会い、そして春へと告げる別れ…ww
冬にぴったり合う選曲に、雰囲気は◎。

各ヒロイン事に用意されているエンディング曲(歌)に、春へと誘う暖かい曲も結構あって、シリアスとコミカルな局面に対して綺麗に使い分けれていたなーって素直に良かったと思う。

しかし、fripSideって歌ってる曲にも多くあるけど、冬の雰囲気抜群に合うよねぇ。

 

その他(3点)


なんだかんだいって、割とサクサク読めるし(日常が面白い)、一気にラストまで行けたのは、テンポがいいから…か?
何か不思議な魅力がある作品。(良い意味か悪い意味かはわからんw)

 

総評 (79点 Bランク)


総じて凸凹が激しい作品だったな…。良し悪しがしっかりと別れた作品も珍しいかも。
もともとメーカーが(ライターが?)コミカル寄りな作風を作るというのは日常のテキストを読んでいれば十二分に伝わる。敢えてシリアス路線に突っ込ませたのは個人的にはキャラクターの良さを削いだ感が強い気がするんだが…。
大人のキャラクターの扱いが酷すぎるので、厨二病になった感覚で読むのを推奨。

泣けるとPOVでもあがっているが、個人的にはラストまでの感情を全くと言って高ぶらせることが出来なかったので、泣きゲーとしてみると私的には減点。

ただコミカルな面はヒロイン同士、主人公を絡めた会話はとても面白い。主人公の性格がかなりきついので、コミカル寄りになるとは思えなかったけど、たださみしかったんだね…と肩をたたきたくなるような哀愁感漂っていました。そこがシナリオに上手く素材として活きていくんだけどねっ。
あの卒業アルバムを作成する流れがすごく良かったんだけどねェ、センスというか面白いの作れるのに勿体ないぃ!

春夏秋冬を扱った、最後の作品と聞きますが(四部作)、他の作品を積極的にやりたいとは、ちょい思えなかったな…。
しかも、この作品評価高いので拍車がかかって…。まー機会があればというか興味が持つことが出来ればって感じで…

まぁ雰囲気ゲー、キャラゲーとしてみれば間違いなく面白い。

■OP はつゆきさくら OP 『HesitationSnow』 歌:fripSide

 

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はつゆきさくら 初回限定版

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定価:¥ 9,504

カテゴリ:DVD-ROM

発売日:2012-02-24


 

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