ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

ましろ色シンフォニー -Love is Pure White-

2012.02.13 by てるりん♪

55.ましろ色シンフォニー -Love is Pure White-
発売元 ぱれっと
プロデューサー 近藤真樹
キャラクターデザイン 和泉つばす
シナリオ 保住圭、おるごぅる、北川晴
音楽 BURTON

 

<ストーリー>
ごく普通の中流家庭の人々が住む「新市街」と、裕福層が主に暮らす「旧市街」の2つの区域から成る町「各務台(かがみだい)」。
新市街に住む少年「新吾」が通っていた「私立各務台学園」が、経営難に陥ったことで旧市街の名門女学校「私立結姫(ゆいひめ)女子学園」、通称「結女(ゆいじょ)」への統合が計画された。

試験期間として設けられた仮統合前日、選抜生徒のメンバーとなった新吾は、いつもの様に迷子になった妹の「桜乃」を迎えに行き、彼女を連れた少女「愛理」と出逢う。

仮統合初日、桜乃、親友の「隼太」と共に結女に向かうと、学園統合に強く反対する愛理と偶然再会する。彼女の影響で新吾をはじめ男子たちは学校に馴 染めずにいた。しかしそれでも、世話好きなメイド少女「アンジェ」、優しい上級生の「みう」とも知り合い親しくなっていく。その後、愛理と共にクラス委員 長になったことで偶然にも彼女の秘密を知り、彼女とも打ち解けることが出来た。これからの学院生活もうまく行く様に思えたが…

統合が進む中、新しい学園生活を送る新吾。そこで出逢った彼女たちとの「こいのいろ」は。

(引用元:wikipediaより)

■テーマ度数

pikanaki

2 5

泣…全体的に泣けるほどのシナリオではないが、色んな要素が相俟って…。
萌…和泉つばすさんの絵とぱれっととこれば…これでこそ…。

 ネタバレあり

 

シナリオ(38点)


個人的プレイ作品の中では純愛いちゃラブ系で最高峰の域に達する作品。
雰囲気がとても良い作品。普通の恋愛ゲーとは違い割と中身がしっかりした恋愛劇に仕上がっています。
カップルになった途端のエロさといちゃラブぶりが半端ないです。

恋愛ゲームにおける『過程』の描き方が懇切丁寧で、エロゲーによくある訳わからんシーンでエッチに突入したり、なんでこいつが好きなんだ?と思うこともなく丁寧に恋愛に至る過程を描いている点は一貫しており、恋愛ゲーに恥じない作品となっている。
見方によっては温さが残る作品ではありますが、それを一貫して描いているのでこんな意図でいちゃいちゃさせる作品なのよーって感じがよく表現できてます。

とにかく共通ルートでは主人公の空気調整無双が遺憾なく発揮されており主人公の真摯さに周りがベタ惚れしまくる点は、まー恋愛に発展する動機としては当然かなと…イケメンですしね^-^。

ヒロインがどのように主人公に対して恋愛模様を描くのかってのはそれぞれ違いが出てきますけど、各ルートに入るともどかしさや初々しさが恋愛過程においてそれぞれヒロインや主人公が行動などで表現されており、あーそっかーなるほどなーって感じですんなり見れて、シナリオに無駄がなく恋愛してるんでプレイ前に購入を考えてる人とかのイメージ通りの作品形式に仕上がってるんじゃないだろーかって思う。

個々のシナリオの感想をいうと…個人的にはキャラクター好みの見方で入ってるので…(因みに 愛理⇒桜乃⇒みう⇒アンジェルートでプレイしました)

愛理シナリオが作品の思い通りに描かれたシナリオだなーって。
堅物の愛理が恋愛を通して変わっていく様が微笑ましい。自分の立ち位置をしっかりと理解しながらなんにでも一人で完遂する姿からは恋愛に入る要素は皆無ではあるのだが、恐らく主人公に一目惚れをして主人公と会う度にその何かの『感情』が棘のように残り、それが一体になんなのかを主人公に接することで『恋愛』と自覚し、当初の姿からは想像も出来ないくらいにデレっぷりは…早く来週にならないかなー会いたいなーと連呼する姿はとてもじゃありませんがギャップからとはいえ反則級。

カップルになってからアホみたいにいちゃラブするんだけど、愛理の良さはプライベートと公共をしっかりと分けてる点だろーかと。やるときゃーやる、それでいながら、うぜーと思えるほどにお人よしで世話好き。メリハリがあっていい。
素直さに欠ける点はあるが、主人公を通して『変わって』いく様がとても可愛らしく凛とした姿で見せてくれたヒロイン。

次点でアンジェシナリオ

自然に恋愛を描けている点がとても好印象。主人公と似たようなタイプなアンジェで能天気な明るさを振りまいているはいるけど感受性も強く一度失敗すると自分では立ち上がれなく、挑戦しても空回りするばかりなんだけど、主人公の行動や考え方を見て接することで、今まで無理に活き込んでいた方の荷が下りていき自然に他人に気を使えるような姿になっていく様はとても印象的。
道中アンジェを中心に失敗や成功を描いていく様は無駄がなくてもとてもすんなり入れる。

何よりも自分を犠牲にしてまで他人に気をかけてきた主人公に対してもっとも安寧を与える意味でアンジェがふさわしくて、主人公の性格と恋愛過程のリンクが自然で、アンジェとカップルになることで、主人公が本当の意味で自分に対して甘える、いや支え合っていけるパートナーだ!って意味でカップルとしての相性が一番良いと思ったのはこのアンジェシナリオ。

その成り行きがとても自然であり、メイドであるアンジェと常に気を張っている主人公との相性がとても良い意味で表現されていたシナリオ。

桜乃シナリオに関しては他とは違い関係性から割とダークな方面に行くんじゃないかなーって思ったけど、割とすんなり。桜乃個性が物静かで口数が少ないけど鋭い意見を出しながらも、とてもお茶目で突込み上手的な役割だったんだけど、シナリオに入ると完全に個性が奪われた感が強くて…個々としての桜乃は好きなんだけど、自身のシナリオに入るとどうしてもキャラクターに対しての魅力が薄まってる感が強い。
統合化が失敗するのもこのシナリオだけなのだが、その意図がもう一つ伝わらないというか活かせていない。

天羽みうシナリオに関しては…まぁこれはアニメ原作を見たのがきっかけでやったので原作ではどーだろーなーという意味でプレイしたんだけど…。
エロシーンに関してはシナリオトップではあるんだけど…みう先輩の言動がカップル前と後でどうにも違和感がでちゃって…。

恐らくと言うかサナが主人公に対して思いを寄せているのも当然感じ取っているはずなんだけど、誰よりも相手を思いやる優しい先輩としての立ち位置だったみう先輩がカップル後になって無神経とも思える台詞がちらほら見えたのがとてもじゃないが気になって…。
ぶっちゃけ心底甘えキャラに落ちてしまった主人公の色々な意味でのダメっプリも拍車をかけてダメシナリオじゃねーか…と思ったんだけど

サナの成長っぷりが余りにも輝かしかったので…。学園長の言う『恋愛を通していい女になる』って台詞が最も見合っていたのがサナなんだよなー…。
恋愛って成功して男性と付き合う事だけが『いい女』の条件ではなくて、間接的に失恋したとはいえサナが恋をして思いを告げられずに失恋して、そして立ち直る姿がこのみうシナリオでの一番伝えたかったことにあたるんだろうなーって感じるよね。いやむしろ作品のメッセージ性じゃないかと。

みう先輩はヒロインだけど裏のヒロインはサナだ。立場的に板挟み的なサナで、みう先輩に憧れ思いを知る反面、自身の想い気づき行動に移せないすごく残念すぎる立場なんだよね…それで猫に愛情を注ぐことで疑似的な恋愛をするんだけど、それが悲しいというか空しいというかやるせなさがとてもじゃないけど伝わるし、愛理も自身の√じゃないからサナの想いに気づき、諭そうとするんだけど…。

主人公と似たタイプなのもアンジェとサナなんだよねー、結局は自分が身を引く(空気を読むって意味でいいのかな)ことで憧れであるみう先輩と幸せになってほしいってなるんだけど…、その不器用さが個人的にはたまらなく良いサブキャラ要素を出してるんだな・・・。
PSP版はどうか知らんが、喘息もちなど似た境遇を持つ主人公と恋愛に落ちるなら、アンジェと同様に固い絆で、結ばれるんだろーなって想像がつく。

立ち直ってからのサナの成長っぷりがすごくて、ある意味恋敵であるみう先輩のプレゼントを好きだった男と買いに行ったり、自らに主人公と恋愛して『いい女』に慣れたと言える女性ってなんだかスゲーって思ったり…。好きだった男の幸せを願える女性は強い、心が弱いと嫉妬したり自分を傷つけちゃうからね。

何事もそうだが失敗することをネガティブには感じずに、前向きに捉えて進める人間の意志の強さってとても素敵に映る。当然とは思えどやっぱ前向きな人間の行動を見れたって意味ではサナの存在感はこのシナリオだけに関しては最高の女性を表現できていたと思う…その不器用さと相俟ってね…。

 

 

キャラクター(14点)


■ヒロイン
愛すべき、愛されるべきヒロイン達。とにかくぱれっと+和泉つばす無双がこれとぞばかりに前面に出ております…。
一言でいえば可愛いよ…!ヒロイン達!

どのヒロインもテンプレ的なキャラクターですが、扱いによって同じ性格でも180度印象が変わるのですが、ここに出てくるキャラクターは皆良い子すぎるよ…!
純粋とはまさにこの娘達の事を指すんだろう。それでいて異常なほどに周りの空気を読み取ることに敏感でお節介ともいえるほどに友人想いという点も好印象である。

それぞれのヒロインルートに入ると一部では周りが見えなくなることもあるが、それぞれ良い個性を出している。
個人的には桜乃の兄バカぶりと他ルートでちょこちょこ入る突込みが好き。

そう考えると乾さながとてもじゃないけどあの暴挙ぶりが目に付くが、みうルートでの確変っぷりには驚きを隠せません。
さなの行動は愛情の裏返しでもあり、愛理とみうルートでの愛理とさなの恋愛観の相違がそれぞれ入れ替わっているのが面白いよね。

さなが言う『お前が私をいい女にしてくれた』って台詞が顕著で『恋愛』『純愛』を通して学園長が言う『いい女』になっていく過程、考えが変わっていく様がとてもじゃないけど素敵すぎましたよ…なんでさなルートがないんだと…?と。
あんな台詞を言えるさなと、サブで主人公の一番の友人である隼太がとてもじゃないけどすんげーかっこいいわ…。

因みにサナが絡んじゃってみう先輩とぱんにゃあたりのお話は蛇足感が増しちゃうよなー。

この作品はキャラクター愛で満ち溢れています。

■主人公
誰もが嫉妬するほどのリア充…。シナリオ外では女の子からよく告白されては、家では妹がベッタリ、シナリオ内ではヒロイン全員から愛されるという…。
数あるエロゲー作品の中でも稀に見るほどの好青年っぷり。

空気を作るというよりは自身が周りの空気が不安定になることを嫌い、周りの空気を調整し円滑な人間関係を築く。
自身を犠牲にしてまで他人に対して思いやりを送るすげー青年。

もーそれは描写でもわかるように女性に対しての扱い方がすげー紳士的であり、理不尽な暴挙を奮う乾さなに対してまで温厚にいられるほど気長ぶりには…。
空気を調整するって、空気を作るより場面によっては難しいと思うので、この主人公に対しては冒頭からかなりの好印象。寧ろ調整というのは能動的な意味でもあるので空気を作る意味合いでもあり、主人公を中心にまわりが動くシーンも多い。

シナリオも主人公の性格がより前面に出たシナリオ色をしており、主人公の印象で大きく変わる気がする。ヒロインも空気読むのが異常なほど達者だし…。


システム(17点)


■インターフェース
シンプルで見やすいです。画面のフェーズが640×480(?)とフルスクリーンしかないのが…ワイドまたはもう一回りのサイズが欲しい所。
画面設定もそれぞれヒロイン達が声をかけてくる様はまさに萌えゲーの極み。とても癒されます…。

スキップに関してもスムーズで違和感なく。選択肢は少なめでヒロイン分岐もあっさり進めます。

■CG鑑賞
ぱれっと作品の絵師はくすくすさんが主流ですが、和泉つばすさんの絵柄もぱれっと作品との雰囲気が合い可愛さが半端ない。
特に立ち絵や横絵、キャラクターがあっちこっち向いて話しかけてくれる様に…前後左右完備です。

全体的に薄い絵でインパクトに欠けますがぱれっとらしい作品の世界観を十分に表現できているのでCGに関しては文句なし。

■その他
立ち絵・イベント絵・鑑賞シーン・音楽鑑賞など。
特にめぼしい所はありません。

CG & BGM(13点)


■キャラ絵 / 背景画
まぁCG環礁で書いた通り。つばす絵が好きな方は大満足でしょう。
背景画もう一つ…キャラ絵に偏ってるもんで。

■BGM
特に目ぼしいサウンドは…お嬢様学校らしいBGMですし、もしらばのWHITE-LIPSさんの印象が激しく残ってるので、どうも印象不足…w
凪の旋律とはとてもじゃないけど印象的だったので。

 

総評 (82点 Bランク)


全体的にすごく温さを感じるんだよね(良い意味で)。ゆのはなのように世界観の構築が『純愛』と言うテーマを通して確立出来ているので見ていて安心感のある一本。

周りの支えられまくる甘さはあるんだけど、それでも一貫性のあるシナリオには好印象です。私的には刺激があまりないので若干だれそうになったけど4人のシナリオのみで時間もちょうどいいぐらいなので…。
純愛いちゃラブ系を感じたいならこの作品はある意味鉄板ともいえる作品だろうなー。

 

ましろ色シンフォニー -Love is Pure White- OP  『シンフォニック・ラブ』 歌: 橋本みゆき

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定価:¥ 9,504

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カテゴリ:DVD-ROM

発売日:2009-10-30


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Posted in ぱれっと

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