ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

真剣で私に恋をしなさい!

2011.07.24 by てるりん♪

54.真剣で私に恋をしなさい!
原作 – みなとそふと
監督 – 元永慶太郎
シリーズ構成・脚本 – 高山カツヒコ
キャラクターデザイン・総作画監督 – 渡辺真由美
音響監督 – 蝦名恭範
音響制作 – ダックスプロダクション
アニメーション制作 – ラルケ
プロデュース – ジェンコ

 

<ストーリー>

川神学園、2年生の直江大和には大切な仲間達がいた。
男4人と女3人。幼い頃から一緒にバカやって今まで育ってきた。
色々あったけど、今でも仲良しの皆。心地よい空間。

そこに新たな仲間達2人が加わり、より周囲は賑やかになっていく。
しかもメンバーの女性は全て武道をたしなみ、血も武士の系譜という頼もしい構成。
凛々しい侍娘たちに負けずに頑張れ、男達。
2009年4月、物語が動き始める――

(by 公式ページから引用)

 

pikanaki
pikaomosiro
pikaikari
pikamoe
2 5 2 2

泣…ワン子シナリオはガッツリ嵌った展開。
笑…パロディネタ満載。嵌れば抱腹絶倒。
燃…不完全燃焼。
萌…んーギャップに萌え。(クリクリetc)

 

シナリオ(36点)


パロディネタを交えた切れのあるギャグ、サクサク読めるテンポの良さ、普通とはかけ離れた風間ファミリー達の魅力あるキャラクター、奇人変人の集まりだが作品を脇から支えるサブキャラクター達の層の厚さ、声優さんの豪華さ、BGMや作画も良しとこれば…。

ボリュームの大きさの割には豊富なテキスト量でどのルートに置いても読み手を飽きさせずにテンポよくテキストを読ませる手腕はお見事。

ただシナリオや友情といった作品の根幹を支える足元の緩さが目立った作品。素材が良いだけに頭の記憶には残っても、心の記憶に残るほどの作品ではなかったのが残念。

友情というテーマ
風間ファミリーは個々を見れば魅力的だが全体的にみるととてもじゃないが羨望を受けるようなグループとは思えない。
所々違和感を感じるものがあったが、クリスのアノ一言で古株が反応する台詞を見てもわかるように閉鎖的で排他的。

一人一人の個性が強すぎる故に排他的なイメージがついており、クリスやまゆっちといった、個性が強い、異質な存在のみを受け入れる閉鎖的な空間になっていることが違和感を感じてしまう一因なのかも。
閉鎖的な部分はライターの意図する所かもしれないが、モロやガクトも所々にクリスやまゆっちに対する嫌がらせかと思うような台詞があり、ラストの小雪のネタを振っては、大和と京の呆気ない返答、禿げ・若・小雪に対するアンチテーゼとも思えるような対比の仕方など本当にこれって仲間?友情と思えるような部分が薄っぺらく感じてしまう。
他人に対する思いやりや仲間内の友情演出は良いように描かれていたので、時折出る言動がどうしても引っかかるものがあった…。

川神百代という存在。
この作品のメインヒロインであると思うが、百代の存在が仲間内でも浮き彫りになっていた。
というか百代というキャラクターをどのようにして扱っていいのか、力を持て余していたように思える。

学園内1の美人で人類最強の人間という、ミスマッチに思えるようで実は魅力的なキャラクターなんだけど…どのシナリオを見ても百代の突飛出た能力を生かし切れていない…w
百代の能力自体は正直どうでもいいんですよ、どれだけ無謀に強かろうが、その存在を活かしきるのはシナリオ次第ですから。

しかし、自身のルートは恋愛に至る過程も武力がある必要性は無し、湧き出るエネルギーを恋愛に注ぎ込むというのも違和感あり(というか性交で暴走して死亡とかありえそうで怖いwww)、四天王との激闘も寧ろ1強+3天王って感じだし…w
他シナリオでも中途半端に暴れては、リュウゼツランでは辰子もただの踏み台、元師範代もあれだけ個別シナリオで存在感醸し出して割にまさかのルーにやられるひ弱っぷりwww

 

美人である事は活かしても百代が持つ唯我独尊と思える武力の強さをまるで活かしきれておらず、責めてフリーザ並の圧倒的な悪役を出せよー…。

個人的にはワン子シナリオでの百代の存在が立ち位置としては一番上手く描かれていると思う。
絶対的な強さ=戦いで大暴れする演出ではなく、絶対的な壁として君臨する王者としての貫録、爺と百代の争いは無茶苦茶ではあるが、ワン子が夢を諦める過程としては百代の存在は絶大に効力を発揮していた。

バトルで不完全燃焼を描くより、ワン子シナリオのように存在自体を絶対的なものにすれば効果的だし、百代とワン子の姉妹愛、絆を演出する意味でも説得力が増すんだけどねー。

百代という存在を活かしきれなかったんじゃないかなーと思えた。

 

 

キャラクター(14点)


■ヒロイン
とにかく魅力が詰まった武家娘の面々。
キャラクターの個性が見事に嵌った感じで、それぞれ灰汁の強いファミリーの中でも輝いていて素直にキャラ造詣の良さに感心。
ただ武家といっても個性的な性格としてしか扱われておらず、あくまでも強さの優劣を表した一つのオプションにしか過ぎない扱われ方が残念。

キャラクターの表情がとにかく豊か。小刻みにぶるぶる揺れる演出や動きもキャラクターの魅力を引き出している。
武家娘のして恋愛に至る性格のギャップあたりも突飛ではあるが魅力的。主人公が絶倫という意味でもエロさを強く引き出しているw

■主人公
絶倫がとても印象に残る主人公…w
ファミリーの中では頭が切れる軍師役。
地味だけど仲間思いで、ギブ&テイクを信条とする狡猾な主人公。
ファミリーの中では浮いている感もあり、ハーレム的な要素にもどうにも違和感…。
私的には魅力とは思えず感情移入も皆無。

 

システム(20点)


■インターフェース
文句なし。安心とクオリティの戯画システムに無駄なく進めることが出来ます。
終了時のイベントモードの多さなど無駄に豪華な点もサービス旺盛。
CGの回しが多いがそれでも納得のクオリティと枚数でもあり、回想シーンも多さもお腹一杯で満足w

スキップの速さは当然、次の選択肢への瞬間移動、これだけのボリュームにもユーザビリティを意識した納得のシステムです。

■CG鑑賞
全90枚。どれもこれも作画の良さが光る…。

■その他
ボリュームとおまけの豊富さに大満足。
例えサブキャラだろうが、しっかり押さえどころを持ってくるあたりがサービス精神旺盛。
例え内容が薄かろうが制作側のキャラクター愛を感じる。どのサブキャラも台詞も鱈腹あるし、サービスシーンもありと納得の内容。

 

CG & BGM(14点)


■キャラ絵 / 背景画
真・燐月などを担当したwagi氏。
作品数は少ない感じだが普通に作画が綺麗ですしイベント絵も綺麗。
バランスの良い作画を描くなーと感じた。

■BGM
安心のKOTOKOときただにひろしさん。
バラードと燃えるような音楽のバランスの良さは水準以上!
雰囲気とマッチしており作品の魅力を底上げしています。

その他(5点)


これだけのボリュームと良い、サブキャラまで簡易シナリオを用意するおまけぶり。エロも致せり尽くせりと満足満足。シナリオの薄っぺらさはあるがそれを補うボリュームの大きさとサービスの良さ。

 

 

総評(89点 Aランク)


プレイしてすぐにマジ恋の世界観に浸れます。特にパロディネタのギャグが面白く、このギャグが詰まらないと思えば間違いなくこの作品は楽しむことが出来ませんw
ヒロインや主人公達だけでなく、禿げやスグル、サルなどサブキャラの面々の言動も面白おかしいので嵌れば間違いなく楽しめる逸品です。

バトルも存在しますが過度な期待はしないように。

 

真剣で私に恋しなさい! OP  『愛で斬るなら痛くな〜い!』 歌: ヒロインの声優5人

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