ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

Rewrite

2011.07.04 by てるりん♪

52.Rewrite
制作 VisualArt's/Key
企画原案・原画 樋上いたる
シナリオ 田中ロミオ/竜騎士07/都乃河勇人
音楽 折戸伸治/麻枝准
CG しのり~/Na-Ga/餅介/田山みにも
背景 鳥の
QC(クオリティチェック・監修) 麻枝准

 

 

<ストーリー>
書き換えることが出来るだろうか。彼女のその運命を—。

リトルバスターズから約4年の歳月を得て出たKeyの最新作Rewrite。
今回はダーマエはシナリオには関わらず、田中ロミオ、竜騎士氏が参画しており、都乃河氏を含めた3人によるシナリオ構成だ。

当然4年も待った分期待はかなり大きかった訳で。コンプリートしたので感想でも書きます。

■テーマ度数

pikanaki
pikanaki
pikanaki
pikaguro
グロ

pikamoe
3 2 4 3 4 5

泣…そりゃKeyだからね。
笑…リトバス,Clannadより切れがないは残念。
燃…そりゃあの御方、あのルートは熱すぎw色々とw
グ…直接的な描写はないが死にまくりw
狂…ほぼ国家単位の宗教観争いw
萌…静流に激萌え…

 

シナリオ(42点)


従来ノスタルジーな世界観、BGM、奇跡や感動を武器に読み手に対し目を多汗症にしてきたKey。
しかし今作品は業界でも屈指の田中ロミオさん、竜騎士さんを参画させ、本来の鍵が掲げた奇跡や感動をどのような方向へと持って行くのか?

期待が大きい反面、不安もあった最新作。

蓋を開ければ…。

鍵とは言えない、しかし鍵とも取れる独特な作品へと仕上がっています。
少なくとも期待は裏切らない作品だったと私は思ったかな。

ただ複数ライターの起用が全体のバランスを損なっており、それぞれ独自の持ち味を出したシナリオを描いていただけにすごく冗長に感じた。
その分3倍楽しめるだろ!というわけではなく、ロミオシナリオが際立っていた為事もあり、他シナリオが同じような結末を辿るので、新鮮味に欠け、テキストと主人公の変貌ぶりに違和感違和感。要は冗長に感じたってこと。

竜騎士シナリオは孤独というより、主人公の熱血ぶりが圭一に見えて仕方なかったし、鈍感すぎてイライラ。ルチアもルチアで感化されては、静流やちはやもキャラクターが変わりすぎだろww 
唯一主人公とのデートシーンやラブラブシーンが多く用意されているのに…完全にレールから外れてる。オカルト要素が強い道中のシナリオ構成はらしさが出てなかなか面白かったが、如何せんラストまで俺俺色出しすぎw

都乃河シナリオは鍵らしい、仲間意識を色濃く出したシナリオ。主人公・ヒロイン以前に咲夜やサブキャラを全面に出しすぎて目立たず、主人公も受け身タイプなんで感情移入には欠けるが、優しく包んでくれるシナリオ。
キャラクターを活かしたシナリオではあるが、メインや主人公が内包する『孤独』という意味を考えれば上手く機能していないのは残念。メインを意識した構成ならば良かったんだが。

ロミオシナリオに関しては流石というべきか、上手い。テキストも1行形式で読みやすいし、伝えたいことをわかりやすく表現していますし、主人公も能動的なので感情移入しやすい。
主人公が持つ孤独と対人関係のコミュニケーション描写が卓越。CCでも家族計画でもそうだが、絶妙な距離感と空気を醸し出すよね。

小鳥と主人公の距離感や主人公と朱音の距離感が実に巧みで距離を置く要因となる出来事もシナリオにしっかりと根付いている。
徐々に出していき、真実を知ることで主人公がヒロインに対し好意を寄せていく過程、決意が良い表現だなーってテキストを読んでいて唸る。

特に小鳥のシンクロ度はかなり来たなぁ…普通の女の子で、魔物使いという役割を与えられ、ちびもすや両親に触れ心の琴線が崩れていく過程が…。

moon、Terraにおいても、主人公の成長過程、現実を知り悩み苦しみ葛藤し、そして一つの決意を出す。
ロミオ主人公は成長過程と決意を決めてからの行動に『ブレ』がないんだよね。なので安心して見れるし行動一つ一つに強い意志と意味が浮き出てるんだよね。

鍵を守りたい支えたい一心ながらも、地球が滅亡する事を守るという目的がありながら、幼き朱音や直居(津久野)を助けるあたり、人の弱さや甘さ、優しさ、矛盾してるんだけど、このもどかしさが何となく解るし、それが偽善であっても人間らしさが出てるんだよねー。

こういう過程を描いた後の主人公の決意って説得力を増すし、甘さが抜け切れない部分もあるが、生きているって実感する部分なのかもしれない。

他者のコミュニケーション表現、自己のアイデンティティの構築が相変わらず見ていて考えさせられるものがある。

結末に関しては根本にあるガイアとガーディアンの目的と手段が曖昧で無茶苦茶な部分もあるが、結果的にあれが一番良い形なのかなーとは思う。
結局は人間って感情的に生きることがある意味本能なんだろうと思うし。愛や友情といったベタだけど、そういった流れに行くのは極論だけど、難儀なテーマだけに”鍵らしい”んじゃないかなーって終わり方だなと。

*因みに各シナリオは
小鳥、朱音、メイン ⇒ 田中ロミオ
ちはや、静流 ⇒ 都乃河
ルチア ⇒ 竜騎士

だろうと想定して感想書いてます。

キャラクター(15点)


■ヒロイン
過去鍵作品を見ても全員好きな部類に入るヒロイン!
私的に鍵作品の中では静流の可愛さが歴代ベスト1の座を獲得しただけで満足っす…ww
本当癒される~♪ 小鳥と静流は最高だわぁ…。

小鳥やルチア、朱音、ちはやと良いそれぞれ役割を担った個性がシナリオに浸透していて素敵でした…w

■主人公
ライターによって変貌する性格だがノリが良くゲーム脳で時折稚拙な部分が目立つが、割と好きな主人公。
能力によって自在に強さを操れるが、他の面々が強すぎてあまり目立てていないのが残念w

ロミオ主人公のかっこよさが際立つ。あれこれ動いて悩んで葛藤する姿はひ弱な人間そのもので、感受性が強い主人公だったので感情移入はしやすかったかも。

 

システム(18点)


■インターフェース
keyの開発エンジンがsiglus engineに変わったためにスペック要求が高まったのは事実。
オンラインゲーム他、メモリをくうブラウザFF、エクセルなんか多重起動してた場合かなり重くなること必至。
場合によってはCPU30~40%食うこと必至。Rewriteのみなら10%~程度とそこまで苦にはならないが…。

ちはやローリングでD~Cをたたき出した私のPCなので…スペックはそこまでよろしくないんですが…。
まぁ普通にプレイする場合問題はないかと思う。よほど酷いPCじゃなければw

システムは大御所だけあって性能よろし。スキップ制度も素晴らしいしね。快適なRewriteを楽しめるかと。

因みにRewrite約7G、リトバスEXは約5G。
エロゲプレイヤーは十分にHDの容量あけておいてねww

■CG鑑賞
計110枚(ギャラリーの内。ただし同シーンで複数枚含まず)
最大の問題点はCGの圧倒的な少なさ…。
ルチアシナリオは割とふんだんに使われてはいたが、これだけのボリュームに対し求められるCGの枚数が少なすぎるっ!

一応110枚あればそれなりとは思うが、個別で5時間以上はかかり、総計40~50時間を必要とするボリュームだけに総体数を見れば足りないのは必至…!
原画が樋上いたるさんのみだったので、恐らくだが…少なくなっちゃったのか?
 

CG & BGM(12点)


■キャラ絵
樋上いたるさんの可愛らしい絵が素敵。やっぱ正面の絵が私的には萌えるが、角度やイベント絵によっては少し違和感があったりするシーンもあるわけで。
これだけのボリュームにも関わらず、キャラ絵が少ないのは残念っす><
くほっ!やっぱ静流かわゆす!今までに鍵キャラにいなかっただけにかなり萌えた!

■背景画
美しい~。いい仕事してると思いますっ!

■BGM
過去の鍵作品に比べると物足りなさはあるが、クオリティはかなり高いレベル。言わずともですが。
『Rewrite』を聞いたときは、え?と思いましたが、1stOPを含め主題歌のレベルがかなり高い!
OPの『Philosophyz』は当然としてアウロラEDの『CANOE』、『渡りの詩』、『恋文』など…。

流石key!安定感はお見事としか。

 

その他(3点)


シナリオによって極端に変わるがロミオさんの安定感は抜群。突出してるので全体的なバランス感は悪くなったが、全部夢中になって読めた。
小鳥でRewriteの秘密を知り、朱音で核心に迫り、moon~Terraで全てを知る…。ぶっちゃけロックせずにこのシナリオだけで十分にRewriteの世界観を楽しめる。
 

総評(90点 Aランク)


少なからずとも、新しい『鍵』を見れた気がする。作中の鍵同様に、新たに生まれ変わる意味合いを持たしたKeyというブランドの一つの進化であると私は認識したい。
当然、複数のシナリオライターの独自の視点が入り交じり、整合性が取れない部分や、従来の鍵っ子ならばあまりにも様相が違う新しい鍵を見て戸惑いや幻滅、感動を覚えたものもいるだろう。
今の状況に留まらず、新たな挑戦を行うことは少なくとも私にとっては英断ではあったと思うし、良い意味での挑戦であったと思う。

従来のノスタルジーかつ日常の中に感動や奇跡を齎す一つのスタイルを貫いてきたKey。
恐らくこの作品は一つの大きな佳境点でもあり、今後どうなるかわからないが、少なからずとも私は今後業界トップを担う会社でもあるので、今後に大きく期待したいと思う。

ただ、今後は外注に頼らず、ダーマエ以外でも新しい鍵を作れるという意気込みを見せてほしいw

 

Rewrite OP 『Philosophyz』 歌:水谷瑠奈

 

Rewrite 2nd OP 『Rewrite』 歌:サイキックドライバー

 

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