ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

School Days

2010.05.30 by てるりん♪

37 . School Days
企画、脚本、製作総指揮:メイザーズぬまきち
キャラクターデザイン、総作画監督:ごとうじゅんじ
作画監督:刻雨
原画:長森佳容、矢向宏志、倉嶋丈康
プログラム:GON、向日葵正
OPムービー:静かなる中条

 

 

 

<ストーリー>
榊 野学園へ通う少年・伊藤誠は、以前から登校時に時々同じ電車に乗る隣のクラスの少女・桂 言葉のことを気に掛けていた。ある日、決意した誠は学園に伝わる「好きな相手を携帯電話の待ち受け画面にして、3週間隠し通したら想いが叶う」というおまじないを 実行したが、同じクラスで隣の席の少女・西園寺世界に、わずか1日で見つかってしまう。

世界はお詫びという名目で、言葉との間を取り持つと言う。しかし、この先に待ち受ける「結末」を、誠はまだ知らない。

(by wikipediaより引用)

■テーマ度数
 

pikautu
pikaguro
グロ
pikamoe

5 5 4 5

鬱…全体的の雰囲気からして鬱です。特にBAD ENDは語る事はないぐらいに有名な結末なのでご覧あれ。
グロ…鬱なのは、グロだからというのもあります。特に『永遠に』はかなりショック度数でかい。『鮮血の結末』も同様に。
萌…School Daysの良心と言われている刹那!可愛すぎます!私的にツボに嵌った癒しキャラです。
狂…どんどん壊れていきます…。あの橋の上で…鉈を隠し持ってるとか…どんだけやねん…w

 

■作品概要!
鬱ゲーとして名高い作品であり、主人公である伊藤誠の超人ヘタレぶりの行動から超混沌シナリオへと変貌する事から、色んな意味で話題になった作品。アニメ化もされたが、あまりのエログロぶりに倫理や常識を問われ非常に問題となった作品。しかも最終回が打ち切りになったのはあまりにも有名である。(当時、京都の殺人事件を考慮して放送休止)

 

<感想>
鬱ゲーのような重い作品も好きなので、今回は鬱ゲーを中心にプレイしていこうと…!
で、この作品は何かと話題になったOverflowの作品School Days。

あー…これは確かに酷いとしか言いようがない。色んな意味で。
基本恋愛主体のシナリオであるのだが、どれこれも修羅場化したり、内容によっては道徳や倫理を問うような結構強烈な展開を迎える最期が多い。完全に性欲が前面に出ているゲームで正直インモラルを問うような、または社会風刺をしたような作品として位置付けていいかも。スワッピングとか結構すごい描写も出てきたりね。

ただあまりにも鬱になるようなラストが前面に押されているが、メインヒロイン二人の視点から見れば、ある意味究極ともとれる『純愛』がテーマの根幹となっている。

※備考
正直言うと、この作品はキャラクターの家庭環境を深く描いていないが、作品概要を見ているうちに、Overflowの作品全体にキャラクターの主要人物の関係が複雑に絡んでおり(血脈)、少し気持ち悪さを覚えるほど…w

原点である伊藤誠の親父『沢越止』の異常性をwikiで調べているうちにその異常さについつい夢中になって読んでいました…苦笑。(因みにスクイズには全く絡まないキャラクターです。誠と妹の『止』が嫌悪しているぐらいの情報しか出ない程度。)  リンク先 ⇒  沢越止

伊藤誠が彼の血筋であるという点を背景を理解したうえでプレイしても主人公が取る言動は赦されたものではない。
血脈からして、特にこの作品では触れられていないが、主人公の性格自体あえて、修羅場化させるような造詣にさせている、ちょっとした製作側の悪意を感じてしまう。(なんせ誠や世界、刹那の背後関係を調べれば…これはキツイねぇ…。一応近親関係なんだもの。)

 

シナリオ(29点)


どのエンディングも基本すっきりとしない。鬱ゲーの代名詞と呼ばれている『君が望む永遠』も同様に三角関係を泥沼化させたシナリオだが、内容や過程が 非常に重い展開であるのは同様なのだが、君望はエンディングによってカタルシスがあり、後味の良さがあるのだ(BADは酷いがw)。

し かし、『School Days』に関しては、綺麗なエンディングを迎えるケースはほとんどないと言っていい。
特にBAD ENDINGは20のENDINGのうち3つ用意されているが(鬱になるようなキツイ)、必ず主要3人のうち一人が亡くなるケースになるし、必ずが演出 されるシーンが含まれるのでかなり要注意。
もし、初プレイで『永遠に』や『鮮血の結末』や『我が子へ』 へと辿り着いた方は1週間ほど言葉様モードになること必至…w

鬱になる要素は非常に高いと思われる内容ではあるが、私的にはシナリオの整合性(多数あるルート分岐)やキャ ラクターが持つ心情描写の不足(特に誠と世界が理不尽で、言葉も描写が甘い)、極端とも言える事の結末から、どのシナリオも現実離れしており深く入れなかったと言うのが本音だ。

見る者を心に捉え る描写ではあるのだが、あくまでも映像的な一面が印象に残るものであって、彼らが思う心情的な苦痛が左程感じられないのが残念だ。言葉の側面から考えれば嫌というほど悲しさに満ち溢れてしまうが、肝心の主人公と世界の取り巻きの行動を思うと嫌悪感しか浮かばない。そういう意味では私的には『永遠に』が非常に心に来たシナリオだ。
基本鬱耐性がかなり高い私なので、君望やオルタに比べて心的ダメージが少なかった…俺はオカシイ のか!?

このゲームの根幹にあるテーマは『純愛』だ。School Daysには『純愛』が様々な形として表れている。

世界や言葉は誠を一人の男として見て取った行動の果てに生みだされた『純愛』の形なのである。純粋に愛するが故に、相手を貶めたり、自身の命を絶ったり、愛するが故に愛する男性を殺したり…、それが歪であっても様々な純愛な形を作り上げている。

相手を傷つけないような恋愛は存在しない。そこにあるのは事実と結果だけだ。
主人公のように問題から現実逃避し欲望の赴くままに行動するのではなく、自分が考えた一つの答えを相手に差し伸べるだけだ。
誠は相手に嫌われる事を恐れ、自分に対して寛大に赦してくれる女性を転々としているだけで、人の痛み(自分の痛み)を知ろうとしない、非情な奴でもある。自身の痛みを知っているならば相手の痛みだって共有できるはずなのだ。

まっ…浮気はしちゃダメだよって事で…w、てかこいつら避妊用具ぐらいつけろよ…ww

 

キャラクター(9点)


■主人公
私的には『君が望む永遠』の鳴海 孝之以来の糞主人公こと伊藤誠。いやはや非常に有名なキャラクターだけにどれくらい酷いかと思えば…これはあまりにも酷過ぎるだろ…。情状酌量出来る一部分はあるとしても、冗談抜きで酷い。きみのぞの鳴海孝之以上に腹が立った事は間違いない。

女癖の悪さは最悪級。流されやすい性格の為に女性関係の行き来が激しい浮気性。女性を性欲処理の対象としてしか見ていないようなシーンも多く、選択肢からして酷いのだが、それ以上に選択肢を選んでも全く逆の事を行ったりと、(ポルナレフ現象と呼ぶらしいw)あまりにも流されやすい性格から修羅場を招いてしまう。特に事後の後処理が適当すぎるし、きっぱりと断れない性格が災いしている(優柔不断)。

ただ女癖の悪さを除けば、容姿の良さに加え、妹思い、友人思い、チンピラやイジメから言葉、刹那を守った度胸から好青年として描かれている。
そこが女受けの良さなのだろうが、どのシナリオ(一部を除いて)に行っても立場上擁護される側になるので、自身の暴走を止める友人がいないのは致命的だ…w 

■ヒロイン
メインヒロインは二人だが。誠同様にあまり良いキャラクター性とは言えない。
西園寺世界に関しては序盤では好印象を受けるのだが、さり気なく誠に対して気を持たせるような行動をとったり、平気で誠を奪ったり、誠が他の女性と話するだけで嫉妬したり、落ち込んだりと、明るい性格とは裏腹に精神的な弱さは絶望的。
周りの友人に対しても自分が誠と付き合っているような思わせぶりを敢えて否定しない所とか、あまりにも自己中心的な行動しか取れない性格の悪さが途中から目立つようになる。誠の性格を知っていながら敢えて行動を取ったり、一部のシナリオではシナリオ最期近くで敢えて誠から引いたりと、ならば最初から手出さなければいいじゃんと思うシーンもある。
ただ誠を、一人の男性を純粋に愛そうとする一途さは言葉に負けじ劣らず。

桂言葉はどのシナリオに行ってもイジメの対象から抜け出せない、かつ誠の浮気性が災いして苦悩したり、相手や自身を殺してしまったりと、一番踏んだり蹴ったりされた被害者女性ww
容姿端麗の良さと空気が読めない事から女性の嫉妬を買いイジメの対象になっているのだが、一途な所(頑固)やお嬢様気質なので、見た感じは普通に清楚で真面目な性格の良い女性。
誠や世界と関わるうちに、一途な性格が過剰に空回りして精神崩壊を起こしたり、強い嫉妬を招く事になる。
シナリオによっては彼女の変貌ぶりに疑問を持つ事もある。精神崩壊していく過程は極端すぎる…。
ただフルアニなので、彼女の表情から堕ちていく過程が汲み取れるので、余計な描写(セリフ)が必要なく演出出来るのはシステムのお陰かなぁと。

因みに世の中に『ヤンデレ』を広めたキャラクターとしても名高い桂言葉。

■サブヒロインとその他
ぶっちゃけ周りを固める友人達もあまり良い印象とは言えない。
言葉をいじめる対象となる乙女や特に七海は権力を振りかざし、集団でイジメを行ったりするシーンも多く見受けられので印象としては悪い面しか残らない。

学校生活を舞台にしているが、どの男女学生も負の部分しか見受けられない演出が多く、やたらと性に対しての興味や毛嫌いする女性の話題などがほとんどの台詞を占めている。こんな性春しかないような学校生活は嫌だねぇww

私的には最もまともな思考を持つ清浦刹那が好印象。容姿と良いかなりツボに嵌ったキャラクターw 
シナリオ『刹那の思い』では、生後からの付き合いである世界を思う友情の厚さや自身の誠に対する想いを封じ込め世界を支えたりと、見た目の言動とは裏腹に熱い部分を持っている点もグレイト…、マジでかっこよかったぜ…!

刹那END(『ババロア』(刹那ver)、『肉欲』(刹那ver)はしてやったりのラストw 『妻です』は最高のオチでした。

BESTヒロイン:清浦刹那
 

システム(19点)


■インターフェース
全てフルアニメーション!普通に驚いたしw この手のゲームって初めてなので、最初はアレ…?間違ってアニメの方かっちまったか!?と思ったほど…w
システム自体は使いやすいと言うか、アニメを見ている感覚なので、早送り、SAVE,LOAD、音声調整やボイスのオンオフと言った本当に基本的なシステムしか備えていない。

他、CG鑑賞などのおまけなどは一切ない。フルアニメなので当然だがw

バグが多いと言われている普通版よりは、修正されたパッケージリニューアル版を買う事をお勧め。

■選択肢
ADVなので選択肢はアホ程あり、シナリオ分岐も1,2話は複雑にシナリオ分岐する為解りにくい。
基本二択+スルー(時間経過)の3つの選択肢が用意されている。
因みに、世界⇔言葉ゲージに関しては、ほとんど宛にならないと言うか、基本意味の無いシステムww

アニメーションなので余計なクリックが要らないのはありがたい。声優の演技もじっくり聞けるのはかなりありがたい。(声優が喋り終わる前までに次に飛ばす事が多いので)

しかしこれだけシナリオ分岐が多く長いとなると、かなり作業的になってしまう…のが難点なのと、フルアニメーションだと容量がかなりデカイ…ww

 

CG & BGM(12点)


■ キャラ絵・背景画
作画自体は綺麗な方だと思う。アニメとしては、、、普段あまりアニメは見ないがw
可愛らしさが強調されている感じ。
背景画も繊細に描かれているので美しく感じました。

■BGM
BGMはかなり豊富。

 

総評 (69点 Cランク)


名鬱ゲーだけあって、どれもこれも酷いエンディングばかり。。。と言うか過程が酷いままエンディングを迎えているので、例えハッピーエンドだとしても問題定義は解決されないまま終わりを迎えている訳で、後日談として第2、第3の悲劇が起こってもおかしくない状況な訳で…w

鬱に浸りたい方は是非お勧め出来る作品。アニメの方は更に誠の描写が酷くなり、展開もオリジナル以上に酷いモノなので、一見の価値はあり…かもよ…w

 

■School Days OP『Still I love you 〜みつめるよりは幸せ〜』 歌手:KIRIKO

 

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