ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

ALMA〜ずっとそばに…〜

2010.04.11 by てるりん♪

34.ALMA〜ずっとそばに…〜

原画:的良みらん
シナリオ:魁
音楽:F-ACE
OP:Undying Love
挿入歌:ずっとそばに…


 

<ストーリー>
3年前に起きた事故で両親を失った十崎巧巳は、生き残った妹・由衣や気の知れた仲間たちと平穏に過ごしていた。 そんなある日、学園にひとりの転校生がやってくる。そのことによってゆっくりと止まっていた時間が動き始める。自分は誰なのか、昔何が起こったのか?そん な、夏が始まる…(by wikipediaより引用)

■テーマ度数

pikanaki
pikamoe
4 3

泣…良質な泣きゲー。完成度は高いとは言えないが、最後はストレートに感動させるパターン。
萌…キャラ属性がどれもしっかりしているので、ある意味、泣きゲーでありながら萌えゲー。寧ろ妹ゲー的な…。
※微妙に積んできている作品が増えてきたためか、
最近作業的にこなしている感が強い…。
作品をじっくり楽しむ…楽しんではいるんですが、どうにも作業的になりがち…。
また久々にのめり込むような作品に出合えればよろしいですが。

<感想>(基本ネタバレあり)

Keyと同じビジュアルアーツ傘下のBonbee!が製作した作品。製作陣がKeyのCLANNADのシナリオを書いたライター(藤林姉妹)が手がけており、KOTOKOの挿入歌がすごい好きだったので、期待した作品…。

 

泣きゲーとしては正統派の部類。製作陣が上記にも書いたように、感じがKanonなどのKeyの作品っぽい雰囲気が出ている。

どのシナリオもだが、起承転結がはっきりとしている。
日常を描いた前半と、後半以降は主人公の秘密をベースとしたファンタジー要素が絡んできて、最後は必ず奇跡でハッピーエンド。
見る者にとっては素直にハッピーエンドを描いており、カタルシスを味わえる分、下手にブルーになる訳でなく、爽やかに終わる感じは悪くはないと思う。

なので、ハッピーエンド至上主義な方はお勧め。

 

シナリオ(35点)


そばにいるだけで人は幸せなのさ…

切ない恋愛を描いたシナリオ。

泣きゲーとしては及第点かな~と思える。
ただこの作品は問題の解決方法が完全に奇跡として割り切っているので、シナリオのディテールに関しては『転』と『結』の整合性が取れておらず、かなり強引な展開。奇跡のオンパレードである。

ネタバレですが、主人公の体が幽体な訳なのだが、物理的干渉や5日間の猶予の中で自身の存在について他人に晒してはいけない…など荒良木さんが課す無茶な取り決めに対して、翻弄され恋仲になったヒロインとの干渉に制限が課せられる訳なのだが…。
物理的干渉ならばどこまで?と曖昧な部分や主人公の行動が楽観的すぎるとか…、そういった野暮な事は…、

まぁ目を瞑って貰って設定自体突っ込まなければ、自身が他人に干渉出来なくなるという制限が良い意味で刺激的にシナリオに働きかけており、本題である『ずっとそばに、ただそばにいて欲しい』と望んでいるヒロイン達に対しての切実な思いや避けては通られない、ある意味強引ではあるが、想いを確かめ合わそうとする展開の繋げ方は良かったと思う。

日常が思った以上にくすっと笑える部分はあっても基本波が無い分エンタメ性は低く、恋愛主体となっているゲームとしては『泣き』に対して希薄になるケースがあるのだが、この作品は逆に後半以降の超展開で(非現実的な事象を使う事で)事を強引に押し進ませているので、嫌が応に現実に直面させようとするあたりはある意味セコイ部分でもあるが割と根幹がしっかりしているので、泣きゲーとしての『泣き』がしっかり込められているのだ。

滅茶苦茶泣ける!という訳ではないが…、映画で言えば古いが『ゴースト』に近い印象。いや全然違うな…www
私的には、梗シナリオ、香苗(カナエ)シナリオ、由衣シナリオの切なさ度合いが中々良かった。

特に梗はキャラクター自体好みではないが、ギャップの差がとてもシナリオに浸透していて良かった。(ラストは驚愕ではあるが…悪い意味でw)

そばにいるのが当たり前だった日々。失って初めて気付く、そばにいるだけで支えになってくれていた事、そばにいるだけで幸せだった事…。
自分は一人で生きてきた訳ではない、支えられて生きてきた、支え合って生きてきた、改めて気付く、そばにいる人がどれだけ大切で愛おしくて、大事な人だった事が。

そんな、ありふれた言葉が愛おしく、切なく、優しく心に深く刻まれてた…。

ALMAは当たり前のように思う事が実はとても大切なモノだと気付かせてくれる、そんなシナリオだったと思います。

BESTシナリオ:香苗、梗シナリオ

 

キャラクター(12点)


■主人公
良い意味で能天気で乗せられ易い性格。どちらか言えばポジティブな考え方で、やたらとシスコンな点はおいといて、基本良い奴です。

■ヒロイン
典型的なギャルゲー造詣。
妹・妖怪(人)・幼馴染・ツンデレ・ロリ系。制服、私服、体育着の3種類。
由衣が特に光っていた。ポジティブシンキング、ブラコンながらも健全で活発な妹キャラで、ある意味ALMAの雰囲気の土台を支えているキャラクター…。

ツンデレ要素が高い、梗あたりも好き者にとってはかなり好みなキャラクターになるのでは?
私的にツンデレは好きだが、梗はどうしても駄目だわ…。ただ梗シナリオのあのギャップの良さはかなり光っていたけど。

後は無口で大人しい巫女さん、面倒見の良い幼馴染などキャラクター造詣はお決まり的なパターンだが、だいたいどのキャラも好感が持てるキャラクターなのでOK。

主人公の友人二人も、良い意味でシナリオに緩和剤となっていて、メリハリのある展開を作っています。

BESTヒロイン:由衣

システム(13点)


■インターフェース
システム自体はかなり前の作品だけに、ユーザビリティが悪い。
古臭いシステムは仕方はないが、ホイールバック機能が無かったり、ロード時にバックログが見れなかったりなど細かい点を上げれば、システム的には良いとは言えない機能が多い。

■CG鑑賞
全93枚。一人8枚~22枚ぐらい。
由衣、香苗が多い。
CGコンプリートすると更におまけモードが見れます。

後はアートギャラリーが20枚で各キャラクターの本編にはないCGが見れます。

■アフター
各キャラクターのアフターストーリーも用意されています。

何気におまけ機能はかなり充実しています。

 

 

CG & BGM(13点)


■キャラ絵
原画に関しては粗い…。パッと見は違和感ありで、キャラ原画に線が細く奥行きが無い感じで、ちょっと浮いたような感じになっている。
ただアップ画などは綺麗で、萌えっぽい可愛らしいキャラ原画って感じ…か?

■背景画
特に印象には残らなかったかなぁ…。

■BGM
全28曲。うち歌唱付きは2曲。
かなり良い。全体的にオルゴール調で、Keyの音楽と感じが似ている。製作陣見れば当然だが。
OPと挿入歌はかなり良い。KOTOKOが歌っているって事もあるが、歌詞自体もストレートに作品の切なさを描いており、特に挿入歌の『ずっとそばに…』はバラードとしてはかなり好きな曲。

総評(73点 Bランク)


「ALMA」とは、スペイン語とラテン語の意味を合わせて「愛する女の幽霊」といった意味合いを持たせているとのことらしい。(by wikipedia)
愛する『女』から解るように、ネタバレではあるが、この作品は香苗がメインヒロインとなっている作品。

ずっとそばに、そばにいる事が当たり前だったと言うように、幼馴染に重点を置いた、主人公の過去背景、香苗の過去の背景がシンクロしている部分もあり、香苗シナリオに関しては、(カナエを含め)特筆されて描かれている。
例え、永遠に彷徨える魂になっても二人なら生き続けられるって意味はまさにこのゲームの本質を説いたシナリオだ(香苗シナリオ)。

上記にも書いたが、必ずハッピーエンドになるので例えどんな展開でもハッピーエンドじゃないと嫌!という方はお勧め。

強いて、私はKeyの作品の感想にも書いていますが、安易な奇跡はあまり好みでは無い…。奇跡が都合良く使われているので、その点が気になる方は逆に萎える作品かも…w

 

ALMA~ずっとそばに…~(youtube) OP主題歌 『Undying Love』 歌:KOTOKO

 

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