ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

BALDR SKY Dive1 “LostMemory”

2009.11.10 by てるりん♪

22.BALDR SKY Dive1 “LostMemory”
企画 : 戯画 TEAM BALDRHEAD
シナリオ : 卑影ムラサキwith企画屋
原画 : 菊池政治
主題歌制作 : I’ve sound

 

 

 

<ストーリー>
門倉甲が仮想空間で目覚めたとき、そこは戦場だった。
記憶をなくしてしまった甲は、訳もわからぬままそこにいた女性、レインの導きで仮想空間から現実世界に脱出する。
しかし、自分がまだ学生であると思っていた甲の目の前に現れた現実世界は平和だったはずの世界とは似ても似つかぬ荒廃した都市だった。
自分は平和な世界で星修学園に通う学生だったはず。再従姉妹である亜季が住む如月寮で、悪友の雅、幼なじみの菜ノ葉や千夏、そして空と真の姉妹達と楽しく過ごしていたはず。
しかしそんな甲に突きつけられた「今」の現実は、自分がすでに学生ではなく、自分が忌み嫌っていた、父親と同じ「傭兵」として、そして凄腕のシュミクラム乗りとして、部下のレインと共に戦場を駆け巡っているというものであった。
自分を戦場へと導いたものがなんだったのかすら思い出せない甲だったが、レインの導きと外科医・ノイの治療によって少しずつ記憶の断片を取り戻しながら、自らの過去と現在に起こった事件を知り、そして隠された真相に近づいてゆく。
(by wikipeadiaより参照)

■テーマ度数

pikautu
pikanaki
pikaguro
グロ
pikaikari
4 2 2 5

鬱…『灰色のクリスマス』以降の内容がダークで暗いです。あの日以降に傷を負った主人公達の物語です。
泣…泣き要素は低いと言うより、熱い展開なので、そちらの方がググッと来る。
グ…場面によっては血まみれ的なシーンも…。表現も多少。
燃…かなり熱いゲームです。アクションに燃え、展開に燃え、ラストは燃え尽きるような展開。

 

<感想>※基本ネタばれありです
BALDRシリーズをプレイするのは初めて。まさかここまで面白いとは微塵にも思いませんでした…orz
戯画って良い作品作ってるよな―とシミジミ実感しつつ、鬱の世界へと没入-Dive-…。

シナリオ(40点)


世界観は現実と仮想がリアルに行き来出来るバーチャルワールドです。簡単に言えばマトリックスみたいな世界観と思ってくれればいいです。
全編を通してかなり鬱・絶望が交えたシナリオです。特に『灰色のクリスマス』に絡むそれぞれの想いや複雑に絡む政治的背景、それぞれの思惑が交錯していき、あの歴史的事件の真実は、原因は、と言った疑問が各ヒロインを通して徐々に解き明かされていく、形式になっています。

それとは別に記憶遡行による主人公の過去の回想からヒロインのトラウマを浄化させ、主人公とヒロインが恋人関係になるシナリオでもあります。その過程が記憶遡行により、ぶっちゃけ都合よく主人公が思い出していくんですが…伏線を解除する意味では、ちと都合の良さが目立つ部分でもあります。どの回想にも必ず空が絡んでくる件…地味に鬱陶しい!と思う点、次への布石と言うか、一応どのヒロインにも空が絡んできているので、一概には無視できない存在なんですよねぇ…。

個々のシナリオを見ていくと…

レイン編
レイン編に関しては、BALDR SKYの序章で、世界観を知る上で、深くは突っ込んでいないシナリオ。恋愛描写も事件以降二人で生き抜いてきた相棒だけにとても自然に描かれている。今まで慰め合うだけの関係から、恋人になる関係が、純粋に奇麗に描かれています。唯一深く空が二人に関係している分、重くなるのかなーと思ったいましたが、案外他2ルートよりはあっさりとした感じで、奇麗なENDINGを迎えています。レインの一途な思いが好印象。中々前に進まない二人を見てイライラしたりするかもね。

私的にはNormal Endingの方が美しさと言う意味では、良かった。あの海辺のレインの姿が堪らん!本当美しい終わり方だったな―と切なさ満開ですが。

菜ノ葉編
菜ノ葉編は…大きく前進して、アセンブラを中心としたシナリオ構成。私的に菜ノ葉自身に全然魅力を感じれなかったのが…残念過ぎる。涙腺緩すぎ、嗚咽出し過ぎだろ・・・w レイン編を見る限りだと、菜ノ葉が主人公に馳せている想いに違和感があってね…、菜ノ葉編に入ると急な展開になるだけに、もう少し、間を持って二人の想いを確認させるようなシーンが必要だった気がしたんだけどなぁ…。

ただシナリオ自体非常によく出来ているだけに勿体ない。菜ノ葉自身も境遇や環境が非常に鬱的な背景を持っているだけに勿体ない素材…!!菜ノ葉がこのシナリオでは余りにも酷い仕打ちの連続で、想いすら次々打ち砕かれていく、かなり重いシナリオなんですよ…私的には堪らん展開だっただけにね…、他二人と比べてその分、純愛に満ちたシナリオ。特にラストシーンのあのナノフラワーは菜ノ葉編における最高のカタルシスを味わえるシーンでしょう、最高の救いが見れたシーン。Normal, BADも一種の救いとも取れる描写だけに、二人の想いが浄化されただけでも良かったのかなと思えてしまいます。

千夏編
千夏編は二人と比べてかなり熱い展開です。シナリオも事件の奥深く、GOATやフェンリル、アーク社の思惑が互いに絡み合い、アークが持つ方舟計画とは、グングニールが打たれた真相は?イブが持つ闇の真相は?などかなり突っ込んだ部分まで昇華している。と言っても語られていない部分が多いですが。

千夏編はシュミクラム戦に尽きます。他2ルートと比べても、戦闘シーンも多く、かなり盛り上がります。ある意味、シナリオに集中できない罠もありますが、特にRESTOLATIONが流れるラストシーンは最高に痺れるシュミクラム戦になること間違いなしです。

この千夏編もねー千夏が事件以降にあった、悲劇的な展開に、重さで言えば、こちらもかなりモノ…。千夏の心情が巧みに描かれているので、主人公と再び惹かれあう姿が熱く描かれています。千夏がトラウマになるシーンは特に切なさ・悲しさで溢れてしまうよな展開。
後半以降の怒涛の展開に熱く・痺れる事間違いなし、オルタ的な展開だけに、鬱モード全開で、私的には楽しませていただけました。

全体的に見るとやはり伏線回収できていない部分が多いので、Dive2への布石と言う事で、差し引きます。
回収の仕方や見せ方は上手いだけに、Dive2への期待はかなり大きい。それだけDive1が面白かった。

ただ私的にヒロインとの恋愛描写も中心になってくると思うのだが、私的に…
レイン >> 千夏 > 亜季 >> 空 > 真 = 菜ノ葉 だけに、あまり期待していないんだよね…笑。なので、シナリオがいかにどう回収され、最後を見せてくれるのか、その一点のみに期待しています。

 

キャラクター(14点)


■ヒロイン
全員戦う女です!菜ノ葉を除いた千夏とレインが格好よすぎ。
特にレインの主人公に対する思いが切実でかなりググッきます最高ー。尽くす女性はプレイヤーから見てもやっぱそそられるんだろうが。
千夏もグッド!基本『灰色のクリスマス』を経験した彼女達が持つトラウマがシナリオにも結構大きく関わってきます。

■主人公
シュミクラム馬鹿。ここぞで活躍が光る美味しいキャラ。
物語に深く絡んでいく主人公の本当の…。

 

システム(20点)


■インターフェース
戯画のハイクオリティなインターフェース。BALDRチームが作るインターフェースがガチです。
かなり細かいConfig設定から、使いやすさなどを追及したユーザビリティの高さが売り。
音量一つでも細かい変更が出来たりするのよ…これがまた。
テキストと絵のバランスも良いし、取りあえず文句無しに良し。

更に言えばプチキャラが可愛い、、シナリオの中でも細かいおまけシステムは最高だわ…、あのネタも最高。

だが…!起動ローディングが糞長すぎる…!それが嫌!

■シュミクラム戦(バトル)
す、すげぇーよ!BALDRシリーズって初めてするんだけど、あのシュミクラムを使った戦闘シーンおもしれー!シナリオのほとんどに必ず戦闘シーンが盛り込まれており、良い意味で場を盛り上げてくれる。
武器の成長、2Dながら細かい動きなども再現出来ているし、取りあえず熱い!面白い!

演習やら兎に角致せり尽くせりだ!

■CG&回想シーン
全140枚に19シーン。
動きのあるCGは良いのだが、枚数が多くなってくると重くなるのが難点w

後、起動時のローディングが糞長いw これさえ何とかなったら最高だったのにw

 

CGBGM(14点)


■キャラ絵
正面と横顔の違和感が…。特に桐島レインが顕著に出ています。一番好きなキャラクターだけに惜しい!
立ち絵とアップ時のCGも若干違和感ある分も残念。顔と体のサイズバランスがあまりよろしくないw

■背景画
背景画はうまいなー。荒廃した世界観が良く表れています。
学園での風景や電脳世界の感覚など、エフェクト一つとっても良く出来ています。

■BGM
全62曲。うち歌唱付きが2曲。
BGMに関しては…ボリュームがあって満足。
作品にあった音楽、シーンにあった音楽と素晴らしいっす。

OP/EDはKOTOKO!最高です。
戯画のKOTOKO音楽はどれも最高に良いです。
特に千夏編で流れるRESTOLATIONは最高に身震いしました。
片桐烈火の音楽も同様に。音楽の質はかなり良いので、雰囲気良く物語を堪能出来るでしょう―。

その他(5点)


シュミクラムを使った戦闘シーンの操作性を含めた充実度と、鬱全開のシナリオの良さ、泣ける要素もあれば、まず燃えるような展開の熱さ…。
シンプルでありながら、バランスのとれたシナリオ構成、とっとしたアクションRPGに近い感覚かもしれませんね。

 

総評(93点 Aランク)


具体的な答えは出ていません。2章に分かれており、真実はDive2で明かされるみたいですDive1でこれだけの出来ならば相当期待できる!と思う反面、続編と言うよりは同じスタートから並行的に明かされる世界観なんですよねー。Dive1でヒロインにならなかった、3人が次ではヒロインとして主人公と密接にかかわるみたいです。

私的に最も疑問であった、『エージェントの存在目的・意義』と『特異点の関係性』が最大にして、『方舟計画』、『久利原が主人公に投与した薬物』これらの関連性が非常に気になるところ。空の生存も確認されているみたいだし…どうなるんでしょうねー。

全てを終え大団円を迎えるのか…?それとも悲劇的な結末を迎えるのか…?ズバリ購入決定です。

しかし、原画が何か違わね??w 妙に違和感感じたんだがw

 

BALDR SKY Dive1 “LostMemory” OP (youtube) OP主題歌 『Restoration 〜沈黙の空〜』 歌:KOTOKO

 

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