ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

マブラヴ オルタネイティヴ

2009.10.29 by てるりん♪

20.マブラヴ オルタネイティヴ 

原作:吉宗鋼紀
キャラクターデザイン:Bou
シナリオ:タシロハヤト、松永北斗、吉宗鋼紀
グラフィック:杉原鎧、南風麗魔、高田一廣、大田優一、春H牧彦
プログラム:號滋樹

 

 

 

<ストーリー>
2001年10月22日、主人公・白銀武は目が覚めると『並列世界』に放り出されていた。そこは数十年に渡る地球外起源種「BETA」との戦いで朽ち果て た柊町であった。何もかもが違う世界で成行きで国連軍に入隊した武は、その運命に翻弄されながら対BETAの切り札ともいえる人類救済計画「オルタネイ ティヴIV」に関る国連軍衛士として仲間と共に戦い続けた。しかし、12月24日、人類は戦うことを諦め、地球放棄・人類脱出計画「オルタネイティヴV」 を発動してしまう。(ここまで前作「マブラヴ」UNLIMITED編)

そして3年後、目覚めるとそこは自宅だった。『元の世界』に戻れた と浮かれていた武だったが、家の外には3年前に見た光景が広がっていた。カレンダーはあの日と同じ2001年10月22日。武はタイムスリップしただけ だったことに落胆していたが、未来を知っている唯一の人間として「オルタネイティヴIV」を完遂させ人類を勝利へと導くべく、国連軍横浜基地の門戸を叩く 事を決意した。再び207部隊に編入した武は、3年間の軍事経験と未来の記憶、人並みならぬ覚悟だけでたった一人、戦いに臨む。

残された時間はあと2ヶ月。果たして武は未来を変える事ができるのか。そして人類はBETAに勝利することができるのか―――。

(by wikipediaより参照)

<感想>(基本ネタバレあり)

■テーマ度数

pikautu
pikanaki
pikaodoroki
pikaguro
グロ
pikaikari
pikamoe

5 5 3 5 5 4 4

鬱…リミットオーバーです。かなり凄まじい程重いです。主人公の境遇には同情すら赦せない。
泣…かなり泣けます。感情移入大爆発です。これって本当にギャルゲーって誰もが思うはず。
驚…テキストの量、システム…。特に戦術論などの拘りは半端ない…。
グロ…タマとまりもの死が強烈すぎ><;どんどんお亡くなりになる展開です…。
燃…めちゃくちゃ熱いです。個々の信念や面持ちが半端なく滲み出ており、戦闘シーンもかなり熱い!泣ける熱さ
萌…怒涛の展開での唯一のオアシスがやっぱ霞!(o´゚ω゚)bィィネ!
狂…主人公の境遇が…トンデモ展開で狂い始めます。

 

私の心に深く刻まれたまさに、魂の名作となってしまった作品です…。私の中では断トツNo.1の作品。

まぁ…オルタを是非楽しんでもらいたい…!と思うのですが、このゲーム非常に色んな意味で危険が潜むゲームだったりします(笑)
1.戦争と言う背景からグロい・鬱的な描写が多い。
最も賛否両論となった部分でもある、某あのシーン…。ええ、私も不覚にも武が見た夢かなんかじゃないかなとハッキリ思いました。これはどうしようもない部 分かな…。パッチ修正があるとはいえ、あまりにも唐突に起こる出来事だけにある程度、弱い人は心の準備が必要かも。グロイと言うか、残酷な描写って時に、 非常に効果的な手法でもあるけど、ここはちょっとありえねーなとしか言えません。耐性がある人はいいですが。
後、主人公や周りのヒロインに降りかかる不幸の雨が半端じゃありません。鬱的な展開上等ですと言う気持ちで…。

2.ギャルゲーであってギャルゲーでないゲーム
まぁ2年前出た作品なので、今更ですが…。広義的に見れば、ギャルゲーではあるのですが、あまりにも個性の強いシナリオかつ、ヒロインと甘い描写もほとん どなく、18禁でありながら描写が一部のみと…ハードルが非常に高いです笑。徹底的に戦争と言う背景を真正面から描いています、えぇ妥協すらありません (笑)時に、反米思想や右寄りな思想も細かく描かれているので、かなり重い~シナリオとなっております。そもそもあのヒロイン達が絵柄的に戦争してるって イメージほぼ皆無だし…。なので甘い描写やヒロインといちゃいちゃみたいなとか、誰も傷つかない甘い展開は全くありません。

3.凄まじいテキスト量と細かい戦術理論や対BETAの知識etc
すごいボリュームです(笑)特にブリーフィングや座学で普通に読んでも30分以上、世界の情勢や、BETAの事細かい属性種類、弱点の説明、戦術機の利点 や欠点、、作戦の説明、サバイバル知識の披露など凄まじい説明量です。私的に苦と言うか全然気にせず楽しめたので問題はなかったのですが、毎回作戦毎や部 隊が変わる事で、事細かい説明がウンザリするかもしれません。ただでさえ長いシナリオだけに…。

主にでかい壁が以上3点かなと…細かく言えば些細な突っ込みは多数あるのですが…。上記を気にする方は少し辛い展開なるかもしれません。

 

シナリオ(50点)


はぁ…何を書けばいいやら…。
取りあえずシナリオの密度の濃さには脱帽…ボリュームにも!
仲間との絆、戦争下における自身が持つ信念、個々のヒロインが持つ背景とヒロイン自身の問題に直下する際の心情変化、その問題に対する浄化、並行世界との因果関係、主人公の成長、戦術機を使った戦闘シーン、BETAなど宇宙外生命体に対する明確なミッション、作戦展開、描写など…etc
細かい描写一つ一つ何を取っても綿密に作られており、非常に読み応えのあるシナリオと熱い展開、あまりにも悲惨かつ無情な鬱的な展開、そして最後は皆が想いを浄化させる燃え尽きるような展開…しかも一本道です。選択肢はありますが、基本、ヒロインと主人公が『尊い存在』になるだけであり、アダルティな描写は望まれません。今更戦術機やオルタの歴史観に突っ込みを入れるほど余裕ありません!

基本そういう描写は名目上ありますが、シナリオの一部、ドラマの一部として展開されているだけで、そういったモノに期待しない方がいいでしょう。

主人公が対峙する因果律が強烈です、、流石2週目だけあって、事は上手く運ぶも、まさかな展開が次から次へと目白押しです。本当に救われない物語なんです…。はっきり言うと、自分が満足して死ねるか的な展開なんですよ…何が正しいとかそういうレベルではない感じで、ぶっちゃけ、後半以降悲劇的な展開が多数待ち受けています。この状況下では生きる事すら辛い展開なわけで…、戦友の想いを受け継ぎ、想いを果たすって…兎に角、展開が熱すぎます…。決して美化されている訳でもなく、それぞれ出てくるキャラクターが魂を浄化させていくようなある意味救いを投げかけていくようなシナリオ展開なんですよ…。

伊隅大尉、冥夜の最後の展開はかなりキちゃいました…。はぁー書く度に疲れるなぁ…w

そして、もう一つ、鏡純夏!予想外に感動しました…。以前では深く描かれていませんでしたが(EX編)、純夏が主人公に対する想いが強烈に描かれているんですよね…、あの日記ネタとか、もう泣いてくださいって言う展開…。そしてこの世界で出会う純夏との成就シーンとか、、これまた二重に感動を誘う訳ですよ…。この世界での純夏の境遇が更に強烈に描かれている為に…、いやはやここまでしてくるとは思いませんよ、ぐらいに過酷に徹底的に描かれています、その分の感動を2倍も3倍にもなる訳で、既に嵌ってしまった私には、強烈すぎる展開の連続でした…。

ラストに関しては…賛否両論になっているみたいですが…一番の目的がアレだったので当然でしょうねー主人公から見れば不良消化的な部分はあるかと思いますが…。強いて言えば、純夏の想いが詰まったあの世界な訳ですから、私はかなり満足できる終わり方でした。皆が仲良くワイワイ夢見る世界、全然ありっす。まさに大団円な訳で。

 

キャラクター(13点)


■ヒロイン
キャラクターの性格自体かなり今までと根本的には変わっていません。この状況下なので、それぞれヒロインが持つ信念が強く描かれており、様々な人々に接する事で皆が成長していく様が如実に描かれています。特に元から強い信義を持つ冥夜の考え方が強烈に印象に残ります。
戦友だからこそ、命をかけられる…、現代人には難しい信念ではありますが、このゲームを通して各々の強い信念が伝わること間違いありません。

■主人公
そして主人公。ありえないほどに運命に翻弄されながらも自分を見失わず、どんどん成長していく姿がこの世界、またはパラレルワールドを通しながら映し出されています。これだけ悲惨な運命に合いながら、時には自分を見失い、路頭に迷い、嘆き悲しみ、立ち直り、人を愛し、仲間を想う人物はそうそういないでしょう。この佳境の中で、唯一輝き続けた主人公には賛美を。

■サブキャラ
更にはAGEのスターシステムで過去ageのゲームの主人公達が勢ぞろいです。水月や遙、伊隅さんなど、ファンには堪らないシステム。
その他脇を固める、特に月詠さんは痺れる…、ウォーケン少佐や沙霧大佐など、それぞれが持つ信念が強くにじみ出ています。

 

システム(20点)


■インターフェース
す、すごすぎる!戦術機を使った激しい動作…、あれこれ動き回る姿や、BETAの大群の様、強烈すぎます。
更にAGES-ACSを使った3D音響システム演算…。要はサウンドをより立体的にリアルに表現したシステム、プレイしても分かるように、戦術機に乗っている際、妙なノイズや通信機を使った相手との会話がその類、より音響に力を入れたこのシステムの完成度は凄まじすぎます…。ここまで力を入れるとは…技術者に感服です。文句無しに舞台は整った!的な感じです。

■その他
残念ながらCG鑑賞などのおまけは一切ありません。音楽鑑賞すらも…。非常に勿体ないが…ガチすぎだろ…。

episode 10 震える大地の若本さんの台詞超痺れます…。アニメーション+JAMの音楽つき…最後の戦いに向けての勢いが凄まじいです。
いや、もう震えますw

 

CGBGM(15点)


■キャラ絵
マブラヴなどageの絵は相変わらずですが、基本軍服と戦闘コスチュームの2パターンのみ。
キャラ絵は濃いなー…、眉毛がフトーイとか…w もう一つ絵のバランスが欲しいのは贅沢か…。
いや、まぁ比較的に綺麗な部類だと思いますが、結構好みが分かれそうな感じがします。

激しい戦闘描写やキャラクターの細かい描写に関しては文句無しです。原画数は結構すごそう…。
戦闘シーンなどは幾分かは使いまわしはあると思いますが・・・。

■背景画
白陵大付属柊学園を舞台に、柊町など『君が望む永遠』と同様な舞台。
廃れた街並みや圧倒的なBETAの描写、細かい描写まで手が行きとどいており、非常に綺麗。

■BGM
BGMに関しても何と…JAMプロジェクト…。もうここまでこれば、何も言う事はない。
初めのOP見て、スパロボみたいな違和感を感じてしまった…w
そして大団円は当然『マブラヴ』…。完全に浄化されました…私自身ww

 

その他(5点)


ここまですればいたせりつくせりですよ…。発売当時は延期がホニャララみたいでしたが、もし私が当時発売待ちしていた立場なら文句無しに最高でした―と一言。

 

総評(100点 Sランク)


あー満点OVER!いや、本当に最高でしたもん。鬱・悲劇・衝撃・涙・感動・時に笑いと…全ての感情を味わえる至極の代物です。これほどの作品を越えるモノは当分出ないだろうな―といった感じです。しばらく余韻が強烈に残るぐらいでしたからねー。

万人にはお勧めできない意味合いもありますが、是非プレイして欲しい作品。ただ『マブラヴ』あっての『オルタネイティヴ』そこが難点…。
合併した作品が出ればいいんですが、こりゃ泣けるっすよね…。

でも…やっぱりギャルゲーを手に取るなら、必ずプレイしてほしいと思う作品。中身が超濃いのだが、本気で泣けて落ちる事が出来る逸品(笑)

※100点満点=今までプレイした中で一番の作品なのでよろしく!w

 

マブラヴ オルタネイティヴ OP(youtube) OP主題歌『未来への咆哮』 歌:JAM Project

マブラヴ オルタネイティヴ ED(youtube) ED『マブラヴ』 歌:栗林みな実

 

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2 Responses

  1. H・遺伝氏

    大いに賛成。

    この感想文を読んだだけで鳥肌が立ったぐらいだ・・・今だにマブオルタの余韻に浸ってる証拠だなw

    アージュ恐るべし

    ===ネタバレ===
    ====注意====
    私個人は猛烈的にタマのファンだったわけでエピローグ前の終期台詞で号泣寸前のところ、伊隅大尉の言葉がフラッシュバックで「いかん、いかん、俺ファイト、みんなの燃え盛る勇士たる壮絶な想いを晴れやかに、ポジティブに、伊隅戦乙女中隊の誇りとして語り継がなければなるぬぞ~!ここは敬礼だ敬礼!我が愛しきタマよ~~っっくっ」 (>x<)ゞ
    というようなことを口走ったりしてました・・・どんだけ武に感情移入させて気が済むのかよ!って感じだったw(武通称名の自分自身の成長物語のように接していたから尚更のことかな)。
    だからエピローグのあれ。純夏の願いとは言え、忘れるのが堪らなかった、私的に言えば:最後の仕打ち、またしても運命に翻弄されて理不尽なことになったなぁ・・・タマよ、ヴァルキリーズよ、俺・・・俺は忘れないからな!忘れはしないからな!!!ε≡( ;Д;)ノ
    *夕陽に向かって走り出し・・・一雫が後ろ髪を引かれるような想いで・・・宵闇の狭間へと、溶かされてゆくのであった・・・* ===完===
    ====注意====
    ===ネタバレ===

    おっとっと、蛇口が開きっぱなしなのいけませんねw(自重)

    要は「イイィヤッホーマブオルタ最高ーッ!!」

     *     +    巛 ヽ
                〒 !   +    。     +    。     *     。
          +    。  |  |
       *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
           ∧_∧ / /
          (´∀` / / +    。     +    。   *     。
          ,-     f
          / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
         〈_} )   |
            /    ! +    。     +    +     *
           ./  ,ヘ  |
     ガタン ||| j  / |  | |||
    ――――――――――――

  2. てるりん♪

    (ノ゚ω゚)ノオオォォォォォォォー初コメントありー!

    私も今でも余韻が…、マブラヴ聞くとついつい涙腺が緩んでしまいます…![ ´Д`]

    タマもいいですよねー。UN編にあったハイパー射撃シーンがなくとも、超萌激熱い展開が…、しかもま、まさか、最後のシーンで、あんなタマの姿がぁぁ…(゚;艸;゚)

    禿しく同感です。オルタ最高!age最高!(つω`、)

    ageの次回作品には大いに期待っすね。君望、オルタクラスの大作を…(゚(エ)゚)

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