ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

もしも明日が晴れならば

2009.08.22 by てるりん♪

mosimoasitagaharenaraba

13.もしも明日が晴れならば
原画 – くすくす
シナリオ – NYAON
音楽 – 樋口秀樹、BURTON
主題歌(4曲とも作詞・作曲・編曲:樋口秀樹、歌:WHITE-LIPS)
プロデューサー – 近藤真樹

 

 

<ストーリー>
物心つく前に母親を亡くし、父との二人暮しを送っていた少年・一樹の家にある日突然、明穂とつばさという二人の姉妹が訪ねてくる。聞けば、事故で両親を 失った二人を遠い親戚である一樹の父が引き取ることになったのだという。その日から10年近くもの間、一樹・明穂・つばさの三人はまるで本当の兄妹のよう に仲良く暮らしてきた。やがて姉の明穂に想いを寄せるようになった一樹はある年、学園の夏休みを目前に控えた日に明穂に告白し、晴れて二人は恋人同士とな る。

だがその数日後、明穂は突然の病に冒されあっけなくこの世を去ってしまう。絶望に打ちひしがれ、空虚な夏休みを過ごした一樹。やがて新学期を迎え、つばさ と二人で新たな学園生活を始めることとなった一樹であったが、彼はその日から時々死んだはずの明穂の幻影を目にするようになる。…否、それは幻影などでは なく、一樹とつばさに会うため再びこの世に舞い戻ってきた明穂自身の幽霊だった…。(by wikipeadiaより参照)

■テーマ度数

pikanaki
pikautu
4 2

泣…良い話だと思います、特に野乃崎姉妹のシナリオが良く出来ています。死生観と言うイメージではないかなぁ。
鬱…内容的に重いと言うよりは明穂のお陰で全体的に明るい感じです。つばさシナリオが若干展開的に重い。

 

<感想>※基本ネタばれありです
テーマは『死生観』+『恋愛物(純愛系?)』。

シナリオ(36点)


ぶっちゃけるとメインヒロインがいきなり死んでしまう所。
『死』を扱ったテーマなのですが、そこまで暗い雰囲気は無くて、メインヒロインが明るい性格故に共通テーマは基本的に軽い感じでシナリオが進みます。
千早シナリオは論外です。死生観を扱う意味で、間違った方向のシナリオでもあるし、何よりも死を軽く見ている印象が受け付けられます。

他シナリオを見るとやはり野乃崎姉妹のシナリオが良いかなーと。特に明穂シナリオは先が分かりながらも切なさ満点。明穂の性格がこの作品全体を明るくしているので、かなり貢献度の高いキャラクター。
死を扱う意味では最も外せないキャラ。もし、生きていたら、もし、死んでもこのままならば?などと色んな意味で死に対して考えられる要素はが描かれており、結局は感情論に左右されながら存在してはいけないと悟るも…、未練タラタラと言う結構冗長な部分はある。
根本的に当事者と言えど、千早を簡単に赦してしまう点は個人的に納得出来ない部分でもあるなぁ…。

絶対的な『死』の存在に対して、感情論であれこれシナリオが変わるのも…と言う感を強く受けましたが、ラストなど『純愛』のみを考えれば素直に感動出来るルートですかね。思い出に還るシナリオや、最後思い出の基地での通話シーンなどググッと来る要素はあるのですが…。表現の仕方はそれなりに良いとは思うのですが…。ラストについては言及する事もないでしょうw

つばさシナリオもつばさ自身がコンプレックスの塊で、劣等感バリバリでライバルに一歩譲ってしまうお人好しな反面…嫉妬しまくりと言う…、かなり人間臭いキャラクターで、気持ちが露骨伝わってくるキャラw まぁ言えば普通の女の子って感じ。
姉を尊敬しつつも、嫉妬する、両局面の持ち主で、姉が死んでも存在すると言う、非常に際どい立場に立たされるヒロインでw
そこらの葛藤は上手く表現できているとは思うけど。別に好きになって恋人同士になっても問題ないとは思うのだけど、そこを複雑に表現していくれています。他人には勧めて、自分では前に進めないってヒロインが多過ぎる。ここね、時折すごいイライラ感が募る部分でもあって、もっと欲に従順でもいいのではと思う所が、別の意味で表現されているのは(体育館のシーンとかww)。結局はタイミングや切欠かよw
個別ルートでは更にそれを掘り返している感が強いが感動はしちゃう。

珠美さんは良い存在なんだけどねー。シナリオに恵まれてないよね~…。ラストも強引だなぁと感じます。あの親子もいいお話だったのに、土台に使われた感が強く残念。

このゲームは主人公がほぼ半分以上良さを殺いでしまっているので、非常に勿体ない。

 

キャラクター(7点)


■主人公
主人公に関しては、駄目駄目すぎます。
1.主体性がなさすぎる。自身も認めているが、あまりにも流され過ぎ。台詞があまりにも淡泊なので本当にヒロインが好きなのかすら疑わざるえない。
2.曖昧な表現が多過ぎる。非常にイライラする行動振りにも腹が立ちましたが、特に台詞の味の無さが際立ち過ぎる。
3.優しさの表現がおかしい。主観的に物言うが、女性に対する優しさが少し違う気が…。

■ヒロイン
幼馴染・妹・巫女・幽霊w
ヒロインに関しては明穂が性格的に好感。珠美も印象的に悪くはないですし、つばさも同様に…。
ただネガティブな一面も結構強く出ているので、たまに言動でイライラする事も。
根本的にはヒロインは皆、性格的に良い。特に委員長はかなり勿体ない気がする…。
主人公が率先して支えるようなシーンが見当たらないので、人間関係が結構ドロドロしていて見ていて辛い部分も…。
君望とはまた違うが、主人公が色んな意味で泥沼化させる点は物語の厚みを持たせてるww
リアルな生の感情が出てると言う意味では、つばさに拍手をw

 

システム(14点)


■インターフェース
最低限のConfig設定で、特に無駄もない機能。
スキップ機能も早いが、章毎に回想シーンが入って止まる(SAVE) のは勿体ない。

キャラクターの細かいエフェクトが良い。感情表現の類としては悪くない手法だと思います。
後は特筆すべき点はないかなぁ…。特に気にせずプレイできます。ボイスも好印象。

■CG&回想シーン
全128枚。回想全員3シーンずつ。

 

CGBGM(13点)


■キャラ絵
立ち絵やCGに関しては繊細で奇麗で可愛らしい。対話形式でキャラが対面で(2D)話したり、細かいエフェクトがかかってる点など感情表現が上手く表現されている。
基本学園なので学園服に私服のみ。キャラにより巫女服やら文化祭のメイド服やら。

■BGM
全27曲。うち歌唱付きは4曲
BGMに関しては…凪のメロディ部分が良いね~。入り方がかっこいいっす。
あなたを照らす、月になりましょう、雛鳥など、独特の音楽が全体的に雰囲気を出すサウンドが耳に残ります。
透明感のあるBGMがいいですね。

WHITE-LIPS最高♪

その他(-3点)


やはり千早の存在の合点がいきません…。明穂が事実を知り、赦してしまう点。主人公が流されるままに千早を家に居候かつ赦してしまった点。これを事実として受け入れるのは…。呪いがあったとしても。ちょっと倫理的と言う以前に、実際に自分が●●された認識がありながら…それを許すって…。せめて主人公とくっ付く形はないでしょー…。99%断言してあり得ないでしょ…。しかも理由が『好きだから』と嫉妬…orz
と主人公w

 

総評(67点 Cランク)


『死生観』に関してはほとんど皆無と言っていいでしょう。死を軽く見ている感は確かにあります。そこが一つのマイナス要因で、もう一つは主人公…。主人公の優柔不断さが人間関係を泥沼化させている事に気づかない時点でお終いです。残念!!

 

もしも明日が晴れならば OP (youtube) OPテーマ曲 『もしも明日が晴れならば』

 

□関連作品
ましろ色シンフォニー -Love is Pure White-

Posted in ぱれっと

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