ギャルゲー・エロゲーを中心とするレビューを綴るブログであります。基本ネタバレありです。
2016年は8作品。久々に熱が出た。今年は…今のところ気になる作品もない。

G線上の魔王

2009.08.04 by てるりん♪

11.G線上の魔王
原画・キャラクターデザイン:有葉
企画・シナリオ:るーすぼーい

 

 

 

 

<ストーリー>
浅井京介は一介の学園生。友人たちや妹とバカをやりながら昼時を平穏に過ごす彼は、義父の片腕として辣腕を振るう「ビジネスマン」の顔もあった。そんなあ る日、学園に気怠げなテンションとぼさぼさのロングヘアーを引っ提げた転校生、宇佐美ハルがやって来る。奇妙な言動で何となく京介たちとつるみつつ、時折 鋭い知性を覗かせるハル。彼女を微かに警戒しはじめた京介に向かって、ハルは京介の裏の顔を見透かすように問いを発した。

「魔王、知らないか?」

時を同じくして、仕事をこなし続ける京介に一通の奇妙なメールが届く。とある古典を模したと思しき短い文面の件名は「The Devil」。そして街の闇に浮かび上がり、義父たちの「ビジネス」を妨害し始めた「魔王」らしき存在。義父の命令を受けて「魔王」の炙り出しを始めた京 介は、彼らを挑発するように引き起こされる事件を、その影に蠢く「魔王」をハルと共に追うこととなった。( by wikipediaより参照)

<感想>※基本ネタばれありです
根本的なテーマは『純愛』。サブテーマは究極の純愛。

■テーマ度数

pikaikari
pikaodoroki
pikaguro
グロ
5 3 3

燃…かなり熱い展開です。特にハルルートの怒涛の展開には誰もが目が釘付けに…。
驚…少なくともるーすぼーい氏の脚本には驚きの展開が隠されています。
グロ…展開によっては酷く鬱的な終わり方…。特にBAD ENDが。

 

シナリオ(40点)


命をかけた純愛
作風はサスペンス。
宇佐美ハルを中心にハルと『魔王』との長い因縁から、章毎に各ヒロインへの分岐ルートに別れるシナリオ構成。

世界観が2極化されたある意味シンプルな構図です。まさにDead or Alive。

魔王が仕掛ける罠にヒロインや主人公達が巻き込まれ、主人公を中心に各ヒロインへの究極の命をかけた純愛が生まれる形になります。
まさに純愛と狂気は紙一重…そういった結末を迎えます。その為かTrue EndとBad Endの迎え方が極端であり、特にBad Endの悲惨さはるーすぼーい氏らしい結末の描き方。

人物描写が勧善懲悪とはっきり別れている為に、宇佐美ハルを中心に燃えるような展開なので、エンタメとしてのシナリオのレベルが高い。エンタメとして見ればエロゲのシナリオの中では抜けて面白い作品じゃないだろうか。
何より魔王と言う人物が各ヒロイン・主人公に対して、己が持つ信念や想いに問いかけるような展開が強烈であり、作品を通じて出てくる強烈な負のオーラや燃えるような信念がすごく伝わってくる。兎に角、声優さんの演技には拍手。

一本道でメインシナリオである宇佐美ハルシナリオは5章以降メインとして描かれるが、兎に角熱い。かなり熱いて強引な展開。
そもそも治安国家として一応…安全と言われている日本国内であれだけ大掛かりなテロが起こる時点で、物語として都合的な展開でもあるんだけど…るーすぼーい氏は兎に角、猪突猛進と言うか主人公達を中心に周り関係なくごちゃごちゃにしては最後はポイっと放り出すような展開には…主人公側視点で見れば熱い展開ではあるんだが、冷静に見ると理路整然としない点はやたらと出てくると思う。

究極の純愛と謳うだけあって、ハルのラストシーンはある意味究極の純愛であったが、あくまでも彼らの関係だけあって、主人公一家は超犯罪野郎共の肩書がついてくるわ(親父、兄貴、主人公)、ハルとその子供に関しても…決して明るい未来がある訳でない。

究極と言っても、決して良い終わり方ではなく、寧ろ後味が悪い終わり方として捉える事しか出来ないw

各ヒロインに関しても、魔王との関係はどうなったんだ?とシナリオに対しての整合性が取れていない点が雑でもあるのだが、宇佐美ハルシナリオの勢いが違う為か、やはり萎んで見えてしまう。

全体的にも鬱っぽい、残虐なシーンも多く演出されているので、プレイする際は苦手な方は要注意か。

 

キャラクター(11点)


■サブキャラ
主人公・ヒロイン以前に、周りを固めるサブキャラの個性が強すぎる。るーすぼーい氏の作風なのか、悪役が際立つ、もう強烈すぎ。権三や魔王と言った悪役が徹底的に冷酷で己の信念を貫き通すタイプなので、やる事が悲惨すぎるわ、完璧に物事を遂行するので非道さが徹底的に描かれています。

■ヒロイン
ヒロイン達も負けじと個性の強い変キャラ達なんですが、、完全に喰われてます。
ヒロインの性格も偏っているので好印象に受け取れるキャラクターが少ないかも。

変人・ツンデレ・お人好し・・・?義妹系の4人がヒロイン。
頭脳明晰で変人なハルが熱い!水羽のツン具合とデレ具合が良い。

■主人公
あかべぇ2が描く主人公に外れはありません…。
境遇故の残忍さや狡猾さや、時折見せる熱く優しい一面がグレイツ!
ラストがパねぇっすw

 

システム(15点)


■インターフェース
可もなく不可もなく。強いて言えば、章ごとからプレイが可能ならば文句はなかったかも。(ヒロインの分岐)
基本一本道なので同じ内容を何度も見なければいけないので…。
まぁ選択肢でSaveすれば問題もなく、スキップ機能も比較的に早いので特に問題ともいえないが。

■CG&回想シーン
全129枚。11シーン。

 

CGBGM(13点)


■キャラ絵
原画に関しては上手いなーとは思うが、私的にはあまり好みではないなぁ…。
可愛らしさが強調された感じ…、と言うかキャラの可愛さがもう一つ?w

■BGM
.G線上のアリアなど、クラシックをベースとしたサウンドが耳に余韻を残します。特に緊迫したシーンでのBGMは中々のものです。
いえ、OPのAnswerは雰囲気がぴったりの音楽!Close your Eyesは挿入かとEDありますが、どれも素晴らしい出来です。

ゴンゾウは反則w

 

その他(4点)


宇佐美ハルルートへの一本道は熱かった…。多少無理があろうがなんだろうが、猪の突進の如くでしたから無問題です。あの展開は熱かった、更にトリッキーなシナリオにも唸らせていただきました。

 

総評(83点 Bランク)


総合的に見ると良く出来た作品。何よりもエンタメ性が高いシナリオ。推理あり、燃え(萌え)あり、笑いありと様々な要素を含んだゲームです。
推理物としての前半、一気に加速していった後半、息抜きである学園生活、学園外での緊迫するシーンとメリハリがついています。
柔軟剤とは言えるかわからないが、個々のヒロインルートに関してもインパクト不足ではあったが、悪くはない。比較的バランスのとれた秀逸な泣きゲーって感じです。込み上げる熱さは半端ないでしょう。後声優に関しても皆合っていて非常に物語を引き締めてくれました。
○○シーンはちょっと強引な展開に描かれている部分もあるので、ちょっとなーって感じです。

 

G線上の魔王 OP (youtube) OP主題歌 『Answer』 歌:片霧烈火

 

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Posted in あかべぇそふとつぅ

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